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多摩六都科学館で天球儀のVR体験会 最古の地球儀のレプリカも

本物そっくりのレプリカに触れる

本物そっくりのレプリカに触れる

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 多摩六都科学館(西東京市芝久保町5)で4月15日、「古代地球儀や天球儀を見て触って体験しよう!」が開催される。

ワークショップ「世界最古の地球儀をつくっちゃおう!」

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 同館プラネタリウムで現在上映中「ねこ座はどこへいった? ~忘れ去られた星座たち~」に連動して開催する同イベント。16世紀の貴重な天球儀の実寸大レプリカを「見て、触って、体験し」、かつて人々がとらえていた星空に思いをはせる。

 星座の起源は約5000年前「古代メソポタミア地方」にあるといわれ、時代によりその数は変動してきた。現在使用されている「88星座」は1928年に国際天文学連合で決定されたもの。使われなくなってしまった星座の一部は16世紀ごろの天球儀にも描かれているという。

 今回の「特別展示」では、大日本印刷が3Dデジタルコンテンツ化に成功した、フランス国立図書館(BnF)所蔵の古代天球儀・地球儀のレプリカを展示。フェルメールの絵画「天文学者」に描かれたホンディウスの天球儀(1600年製)や、現存する世界最古の地球儀(1492年製)のレプリカに触れることができる。ヘッドマウントを使用したVR体験では、貴重な絵画や天球儀の中に入るような感覚の体験も。

 当日は工作ワークショップ「世界最古の地球儀をつくっちゃおう!」も行う。

 同館天文担当の齋藤正晴さんは「非常に高精細な3Dデジタルコンテンツから作られたレプリカに触れると、気分は当時の天文学者や地理学者。VRシステムも一緒に体験すれば、古代天球儀・地球儀の魅力を肌で感じることができる。貴重な機会をお見逃しなく」と呼び掛ける。

開催時間は9時~17時。無料ワークショップは13時~・15時~。対象は小学生~大人(小3以下は保護者同伴)で、参加券は各回先着15人に配布する。

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