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西東京市で第3回「ハンサム・ママフェスタ」 男性も参加し新たな展開へ

当日は第1回・第2回を超える1050人が来場した

当日は第1回・第2回を超える1050人が来場した

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 田無駅前の「ASTA(アスタ)」(西東京市田無町2)で7月11日、第3回「ハンサム・ママフェスタ」が開催された。

フェスタ開催直前の出店者たち

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 手作りの小物やアクセサリーの展示販売、リラクセーションや健康・美に関するプチ体験、ワークショップのブースなど22店が出店。来場者は1050人を数えた。

 「ハンサム・ママプロジェクト」は、同市産業振興課が、子育て中の女性の働き方をサポートすることを目的に、2016年度より実施している。「『子育てをしながらの働く』を実現」をテーマとして、仲間づくりやライフ・デザイン、創業に際しての知識を学んで実践を経験し、独り立ちするための伴走型サポートを行っている。

 会場には出店経験者と新規出店者が交互に配置されており、経験者がアドバイスしながら新規出店者を盛り立てる。同プロジェクトの事務局スタッフは、「毎回それぞれの課題を見つけて繰り返しチャレンジできるのが、このフェスタの良いところ。ママ友だと聞けないことも、この仲間ならアドバイスを聞き入れられる土壌ができている」と話す。

 第3期となる今回は、同フェスタへ2回以上出店経験のある人を対象に「アドバンス講座」を事前に行っている。本年度の同プロジェクトでは、家族の理解を深める「ハンサム・パパ」講座を行うなど、新たな取り組みも行っている。

 今回初出店となる「Favorito」の近藤智恵さんは、武蔵村山市から参加。普段は自宅でアイシングクッキーの教室や手作りロゼットの販売を行っている。販路開拓のための出店を勉強したいと参加した。フェスタ当日は、什器(じゅうき)搬入を手伝った夫と子どもを連れての家族出店となった。夫の卓さんは「自分にはできないことをやっているのがすごい。楽しんでできるならと、創業を応援している。自宅教室やイベント出店、販路開拓も、家族とのバランスを取りながらやってもらえたらいい」と話す。

 同市はフェスタ直前の7月7日には、「パパ参加歓迎」と銘打った講座を行い、プロジェクトのコーディネーターを務める浅川絢子さんが講師を務めた。自身の創業時の失敗談のほか、家庭や子育てと仕事のバランス感覚について話し、参加者の男性に直接インタビューするなど、意見交換も行った。参加者は「創業のバランスと家族の協力・理解について話し合うきっかけになった」という。

 同市では、3月にオープンした創業支援施設「Ripple NishiTokyo(リップル西東京)」、「HIBARIDO(ひばりどう)」の2施設への支援など、本気で創業する人を継続してサポートする取り組みを進めている。同市生活文化スポーツ部産業振興課の五十嵐豊課長は「女性の新たな働き方を育てるのが、ハンサム・ママプロジェクト。起業・創業を本気で考えたら創業スクールなどでブラッシュアップ。その後、2つの創業支援施設も利用して、まちに根付く創業を目指していただく。そして、西東京市の経済を活性化させてほしい」と期待を寄せる。

 次回、「第4回ハンサム・ママフェスタ」は10月30日開催予定。出店希望者はホームページよりエントリー。専門講座などを受講した後、選考・説明会に進む。募集期間は7月9日~8月8日。問い合わせは「ハンサム・ママ」ホームページ、または西東京市生活文化スポーツ部産業振興課(TEL 042-438-4041)で受け付ける。

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