ルネこだいら(小平市美園町1)で10月7日、「吹奏楽クリニック」が開催される。主催は小平市文化振興財団。
吹奏楽経験のある中高生を対象に2014年から実施し、今回が4回目。昨年は100人が参加し、楽器別に分かれて基本的な奏法や日頃抱えている楽器の悩みについて「プロから具体的なアドバイスをもらえる」と好評だったという。同日開催のプロオーケストラ公演に先駆けて行い、クリニックを受講した生徒は課題曲「J.バーンズ/アルヴァマー序曲」を公演の中でプロに交じって披露する。
今回指導を担当するのは、2011年に結成された「ぱんだウィンドオーケストラ」。上野の東京芸術大学入学生を中心に結成し、コアメンバーは大学卒業後も国内外のコンクールで入賞を果たしているほか、プロの演奏家として各方面で活躍。「題名のない音楽会」や「ららら♪クラシック」などメディア出演も重ね、新時代を切り開く吹奏楽団として注目を集めている。
同財団の神山伸一さんは「プロの演奏を間近で聴いてもらうことも大事だが、パートごとに指導を受ける機会を設け、地元の中高生のスキルアップにつながればと企画した」と話す。「他校の生徒と交流することで、実力を肌で感じたり、参考になったりする効果も生まれている」とも。
現在、参加者を募集している。募集楽器はフルート、クラリネット、サクソフォン、オーボエ、ファゴット、トランペット、ホルン、トロンボーン、ユーフォニアム、チューバ、パーカッション、コントラバスの12種。吹奏楽経験者で楽器持参(打楽器を除く)が可能な中高生を対象とする。
神山さんは「新進気鋭のオーケストラがじかに指導してくれる貴重な機会。本公演での合同演奏も含め、とても良い経験になると思う。奮って参加いただければ」と呼び掛ける。
募集は9月5日まで(申し込み多数の場合は抽選)。参加無料。応募方法はホームページで確認できる。