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東久留米で「クルメッザニア」 リアルな仕事体験、小学生500人が参加

合言葉は「レッツ おしごと!」。500人の小学生と35の企業・団体が参加した

合言葉は「レッツ おしごと!」。500人の小学生と35の企業・団体が参加した

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 東久留米市立第五小学校で8月5日、市内の子どもたちを対象とした仕事体験イベント「クルメッザニア2018」が開催された。主催は東久留米青年会議所。

子ども記者によるインタビュー(北多摩経済新聞×ままペンシル)。

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 会場では「ジョブマスター」と呼ばれる35の企業・団体が仕事体験を提供。事前の募集・抽選で選ばれた市内の小学生500人が参加した。今回で5回目を迎え「より多くの子どもたちに、仕事を、楽しさを知ってもらいたい」という思いから、参加者・仕事体験数ともに、これまでの2倍近い規模での開催となった。

 同イベントでは「クルメッザニア王国」として一日限りの仮想王国を設定。同会議所会長が「国王」となり、市内近隣の企業・団体が「ジョブマスター」として、参加者の「国民」に本物に近い形での仕事体験を提供。参加者である子どもが仕事体験をして「ジョブシール」を集め、イベント内での仮想通貨「クルリ」に換金、「シティブロック」に交換して、まちづくりや買い物を行う。

 体験できるのは、実際に町で目にするさまざまな仕事。電気工事やクリーニング、薬剤師体験など、実際の仕事道具を使った実技や講習のほか、野菜ソムリエプロによる試食販売、設定されたシーンに合わせてコーディネートする洋服販売、地元ラジオ局による現地リポートやアナウンサー・ミキサー体験など、35の体験が行われた。

 大型バイク2台の展示・保守点検の体験では、「触ったことがないけど、やってみたら面白かった」と話す参加者の姿も見られた。ジョブマスターも「この機会に、お子さんや大人にも興味を持ってほしい。一般的なバイクのメンテナンスもできることを伝え、顧客獲得にもつなげたい」とアピールした。

 当日、会場を訪れた並木克巳市長は、仕事に取り組む参加者の様子に「子どもたちの目が輝いている。貴重な体験ができ、地域愛が深い皆さんが作っているイベント。今後も続けてほしい」と期待を寄せた。

 実行委員長を務める高橋秀之さんは「仕事の楽しさはもちろん、仕事がまちをつくり、地域をつくる、ということを伝えたい。子どもたちに地域の大人を知ってもらい、家族、学校以外の大人とつながる『斜めの関係』をつくりたい。将来的に東久留米を盛り上げてくれるような人が出てきてくれたら」と話した。

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