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清瀬市役所屋上で親子向けの採蜜体験 夏休み特別企画、蜜刀使い本格作業も

蜜刀と呼ばれる専用の包丁を使い、慎重に蜜ろうを剥がす

蜜刀と呼ばれる専用の包丁を使い、慎重に蜜ろうを剥がす

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 清瀬市役所(清瀬市中里5)庁舎屋上の養蜂場で8月10日、「親子で楽しく学ぶ純粋はちみつ採蜜体験」が行われ、小学生と保護者10組が参加した。

じっと巣箱を観察する子どもたち

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 同市では2014年3月から「地域の活性化、花のあるまちづくり事業の拡充」を目指し、地元ブランドを創出するため東京都初の自治体職員による養蜂「東京清瀬市みつばちプロジェクト」を市役所屋上でスタート。清瀬の豊かな自然環境により、ミツバチは着実に数を増やしている。

 同イベントは「蜂(ハチ)」にちなんで毎年8月8日に実施される夏休み特別企画で、「夏休みの思い出づくりとして」「自由研究に」と小学生親子に人気の催し物。今年は台風の影響もあり延期し、10日の実施となった。

 参加者たちは担当者からミツバチについての説明を聞いた後、順番に巣箱のそばまで行って様子を観察し、各自写真撮影を行った。また、巣板についた蜜ろうを蜂蜜専用の包丁(蜜刀)で剥がす作業、遠心分離器による採蜜などの専門的な作業にも真剣な面持ちで取り組む様子が見られた。後半はティースプーンを使い、蜂蜜の試食も行った。

 一連の作業を終えた子どもたちは「怖くなかった」「可愛かった」「巣を剥がすのが難しかった」「蜂蜜が濃くて美味しかった。初めて食べた味」などと口々に感想を述べていた。

 体験の最後には、同市役所産の蜂蜜「Kiyohachi」、同市役所にある緑のカーテンで栽培している「市役所産ゴーヤ」、市内に花を増やすことを目的とした「ホワイトクローバー(三つ葉のクローバー)の種50g」が、お土産として手渡された。

 同イベント担当・同市総務部総務課営繕係職員は「ミツバチたちは、家族である仲間と助け合って生活している生き物。この体験を通じて、家族や仲間の大切さも感じてくれたら嬉しい」と話した。

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