「未来を身にまとう造形ワークショップ」が10月7日、小平市中央公園(小平市津田町1)で開催される。主催は、市内で子ども向けの造形ワークショップを通してまちづくりを行い「社会を変えていく」をテーマに活動している「あ~と寺子屋」。協賛は富士フイルム。
公園の雑木林に昨秋配置したティピー(インディアンテント)に「将来の自分たちを思い絵の具で描く」創作活動を行い、最後に出来上がった「未来のまち」を探検するという造形ワークショップの続編に当たる。7月21日に都立東伏見公園で行われる予定だったが猛暑のため中止となり、今回場所を移動しての開催となる。
同団体代表で武蔵野美術大学OBでもある坪川京子さんは「子どもたちが楽しげに伸び伸びと、時には競争しながらティピーの内外から絵を描き合っている姿を見て、今度は『お互いにじかに絵を描き合う』ワークショップをやりたいと思い付いた」と話す。現役武蔵野美大生らに協力してもらい、オリジナルの「真っ白いドレス」を制作。本年度のワークショップへとつなげた。
オリジナルの白ドレスをキャンバスに見立て、参加者はお互いに「将来の自分」を描く。「正面を描くときはコミュニケーションを取り合いながら。背面を描くときは『友達はどんな将来を思い描いているのだろう?』と背中を筆でなぞられる感覚と同時に『相手の未来』を想像しながら、自分の将来も創造していく。世界に1つの衣装を、参加者と交流しながら仕上げていく」という。
坪川さんは「後半はポラロイドカメラで互いに写真を撮り、それらを交換しながらお互いの『未来』について、コメントを伝え合う。さまざまなコミュニケーションの中から未来を身にまとう感覚を楽しんでほしい」と呼び掛ける。
開催時間は10時~11時30分。対象は小学生で、定員は10人。材料費は1,000円。申し込みは「あ~と寺子屋」フェイスブックまたは坪川さん(TEL 090-6813-6236)まで。雨天時は10月21日に延期。