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小平で国際交流フェス 市民中心に企画、各国のグルメや生け花・茶の湯など

「民族衣装体験」ではエジプトやパレスチナ、ガーナなどの国際色豊かな衣服を着用できる

「民族衣装体験」ではエジプトやパレスチナ、ガーナなどの国際色豊かな衣服を着用できる

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 日本人と外国人の交流を図るイベント「こだいら国際交流フェスティバル」が11月25日、学園西町地域センター(学園西町2)で開かれる。主催は小平市国際交流協会(同、TEL 042-342-4488)。

武蔵野美大の白石有沙さんが手掛けた今年のポスターデザイン

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 一橋大学の小平国際キャンパスを有する同市では、外国籍の学生や市民も多い。同協会は地域での国際交流を進めるための活動拠点として1990年に設立し、市民が中心となって文化交流や語学講座などを行ってきた。フェスティバルは発足時から開催し、今回28回目となる。日頃から関わる多くのボランティアが企画に携わり、「外国の方にもっと日本のことを知ってほしい」と一丸になって準備を進めてきた。当日は100人近いボランティアが参加するという。

 当日は建物全体を使い、1階では「みんなで歌おう世界の歌」や初参加となるジャズ演奏のほか、東南アジア系を中心とする「民族衣装体験」、近年注目の集まるボッチャなどを行う。2階では似顔絵コーナーや茶の湯体験、ゆでまんじゅうの販売も。3階では台湾茶を楽しめるほか、生け花体験もできる。

 中庭は模擬店4店が出店し、シンガポール料理など世界各国のグルメを提供。ラウンジでは「世界ことば発見」のコーナーを設け、英語をはじめドイツ語やタガログ語、中国語や韓国語など多国籍の「生きた会話」を交わせる。外国人を対象にイベント全体を回るツアーも予定(当日受け付け、先着10人)。

 事務局長の住田大一郎さんは「毎年ボランティアの皆さんが考えて手作りした企画を、一生懸命お披露目しているので見てほしい。市内の団体などに多方面で協力していただき、感謝している。東京2020に向けてオリンピック・パラリンピックの機運も高まっているので、国籍問わずさまざまな方に来場してもらえたら」と話す。

 開催時間は11時~15時。雨天決行。

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