コーヒー豆の焙煎（ばいせん）工房を併設するカフェ「TOKYO COFFEE」（東久留米市滝山4、TEL 042-420-1882）が滝山商店街にオープンして1カ月がたった。運営はオーガニックコーヒー豆の焙煎・販売を行うローグトレード（西東京市）。

入り口上のガラスには店舗のロゴをあしらった

　代表の岸誠さんは「工房の移転を考えて東京のあらゆる地域を探していたところ、滝山の物件を見つけた。昔ながらの商店街特有の雰囲気にほれ込み、ここで焙煎工房とカフェを開いてみたいと思った」と振り返る。「社内カルチャーとして大切にしている」という「オープンコンセプト」をテーマに、焙煎機・工房・カフェが一体化したオープンな空間づくりにこだわった。

　ドリンクメニューは、「ハンドドリップコーヒー」「エスプレッソ」「アメリカーノ」（以上400円）をはじめ、「カフェラテ」「カプチーノ」（以上500円）、「フラッベ」（550円）などをそろえるほか、「ホットココア」（400円）、ティーラテの「ロンドンフォグ」（500円）なども。フードメニューは、「ワッフル」（1,000円）、「ティラミス」（750円）、「チーズケーキ」（650円）、「クッキー」（250円）などを用意する。

　イートインのほか、店内ではコーヒー豆の販売も行う。オリジナルの「TOKYO COFFEEブレンド」（100グラム＝680円）、癖のない味わいのペルーオーガニック（100グラム＝600円）、甘味・苦味・うま味のバランスが取れたスマトラオーガニック（100グラム＝750円）など、さまざまな種類のオーガニックコーヒー豆を提供する。

　岸さんは「インターネットでの販売事業も伸び続けていたが、お客さまと対面できないことを寂しく感じていたので、店舗でお客さまの反応を知ることができてうれしい。『TOKYO COFFEE』ブランドの看板店として、お客さまとコーヒー生産者とのつながりを築く場所を提供していきたい。カフェの存在で商店街を盛り上げ、地域の方々に喜んでいただければ」と意気込む。

　営業時間は8時～17時。水曜定休。