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武蔵美が街なかで展覧会「小平アートサイト」」 中央公園や近隣店舗で作品展示

(左から)実行委員会副代表の中川純花(すみか)さん、代表の神藤槙(しんどうまき)さん、展示作品「かわいい子」と作者の増渕南美さん

(左から)実行委員会副代表の中川純花(すみか)さん、代表の神藤槙(しんどうまき)さん、展示作品「かわいい子」と作者の増渕南美さん

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武蔵野美術大学(小平市小川町1)が現在、学生主体による野外展覧会「小平アートサイト2022」を開催している。

カフェ+学習をテーマにする「ボノボノス」(小平市小川町1)。展示作品は坂本理紗さんの「Daydream」

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同プロジェクトは1988(昭和63)年から小平市と同大が共同で開いているもので、今年で36回目。地域住民との交流や普段は美術の世界に閉じこもりがちな美大生が、いつもとは違う展示を行うことを目的としている。

2022年のテーマは「ぶらりアート」。「散歩をするといろいろな人と出会えるように、あらゆる世代の人にアートの楽しさ、面白さを自由に楽しんでほしい」との思いを込める。実行委員会代表の神藤槙(しんどうまき)さんは「アートサイトがコロナ禍で離れてしまった、人と人とをつなげるコミュニケーションのきっかけになれば」と話す。

 今回は、同大生32人、多摩美術大学3人、東京芸術大学1人の計36人の作家による、絵画や立体作品、映像など35作品を展示。西武国分寺線・鷹の台駅近くの小平中央公園(津田町1)と、たかの台商店街通りに面する鷹の台公園(たかの台3)が野外展示会場となる。

他に、近隣のカフェやベーカリーなど5店舗では屋内展示も行う。展示会場の一つ「ボノボノス」の長澤万耶子(まやこ)さんは「アートサイトによる人づくり、地域づくりのお手伝いになればうれしい」と思いを話す。

 会期中、小平中央公園では、市内の農家協力の下、ワークショップ「野菜スタンプでカラフルしおり作り」(参加費50円)、これを使ったスタンプラリーを開催。材料は長ネギ、里芋、ニンジン、サツマイモなどの野菜を用意。SDG?sを考慮し、地域農家で廃棄される野菜を使う。

 スタンプラリー、ワークショップの開催時間は9時~17時。今月27日まで。

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