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小平十一小で環境活動家・谷口たかひささん講演 児童に環境問題の深刻さ紹介

会場の様子

会場の様子

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 環境活動家の谷口たかひささんの講演会が11月28日、小平市立小平第十一小学校(小平市花小金井4)で行われた。地球を取り巻く環境問題を紹介し、「みんなが問題を知れば、必ず世界は良くなる」と訴えた。

環境活動家の谷口たかひささん

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 谷口さんは、日本の大学在学中に起業して得た資金でイギリスに留学。卒業後、ドイツに移住し起業したが、2019年、気候変動の深刻さを伝えるため活動団体「地球を守ろう」を設立。現在は帰国し、国内を中心に講演会を年間約500回行っている。

 今回の講演会は、同小開校55周年記念の一環として同校とPTAが共催するもので、聴講対象は5年生の児童。PTA会長の横野亜希子さんは「5年生は授業でSDGsについて学んでいる。単に学ぶだけでなく、どうすれば解決するかを考えるきっかけになれば」と期待を込める。

 講演では、実際に起きている水害や火災、干ばつの動画を、谷口さんの経験などを交えながら紹介。今地球で起きている環境問題を提起したうえで、「1人の100歩より、100人の1歩が問題を解決する」と提案。「努力の大小より、それぞれができることを、それぞれの場所でやることが大切」との話に、身を乗り出して聞く児童の姿も見られた。

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