東久留米の自由学園(東久留米市学園町1)で11月22日・23日、「おさなご発見U6ひろば」が開催される。
「U6」とは6歳以下の意味だが、今回は幼児から小学生(0~12歳)が対象。同学園の広大なキャンパスで、「本来の子どもの姿に大人が出会う『ひろば』となるよう、五感を存分に使って遊べるさまざまな企画を用意した」という。
広報担当者は「『いろと形の探検隊』は、ここにあるさまざまな色・形の葉や実を拾って、触れて観察する。『JIYUプレイパーク』は、小さな林の中に土の山とロープや古タイヤなどがあるだけで、どう楽しむかは子どもたちの自由」と話す。
キャンパス内は自然の起伏がある。それを生かして各校舎が点在し、畑もあれば小川も流れている。「大芝生は日頃から生徒・学生たちが手入れをしている芝生の広場。走り回ってもよし、寝転がってもよし、昼には弁当を広げていただいても」
イベントでは、代々の生徒・学生が育ててきた木で建築した「みらいかん」が初公開される。同学園では1950(昭和25)年から学外の植林地で生徒・学生が木を植え育てており、植林を始める時、創立者が「この木で将来校舎を建てよう」と生徒に語ったという。それがこの秋に実現する。
「子どもたちには小さい時から自然の素材に触れてほしい」という願いの下、主に幼稚園の預かり保育や初等部の学童保育、未就園児の親子の集いに活用される。ぬくもりと木の香りあふれる、子どもたちのための「木のおうち」だ。
2階建ての「みらいかん」は、柱他全体の80%に育てたヒノキ材が使われており、自由学園らしいデザインの正面はもちろん、中に入ると目にするほとんどが木材で作られている。
「自由学園の自然あふれるキャンパスで、お子さまと一緒に秋の日を満喫しに来てほしい。自由学園を感じてほしい。」と同担当者。
開催時間は9時30分~15時30分。入場無料(一部プログラムは有料、事前申し込みが必要)。