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西東京市・柳沢公民館で30周年イベント ふれあいをつなぐ1週間

昨年の「ヤギフェス」より ロビーの様子

昨年の「ヤギフェス」より ロビーの様子

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 「ゆたかな未来 ふれあう仲間」をキャッチフレーズに柳沢公民館(西東京市柳沢1)の開館30周年記念イベント週間が12月3日、「ヤギフェス」を皮切りにスタートする。

今年はこの柱が「りんごの木」に

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 地域住民主体の実行委員会が主催する「ヤギフェス(第7回)」では、ロビーや会議室で腹話術、ジャグリング、人形劇をはじめ、綿あめ・ポップコーン、フリーマーケットやクリスマス工作、文字診断などで「お祭り気分」を演出。館内の装飾も全て参加者たちの手作りによるものだ。

 同館職員の新堀(しんぼり)彰子さんは「皆さん『できることは手伝う』の持ち寄り精神で準備に取り組んでいただいた。ロビーのシンボルでもある大きな柱を『りんごの木』に見立てた飾り付けも、ぜひご覧いただければ」と話す。

 視聴覚室は音楽・パフォーマンスのステージになる。武蔵野大学の和太鼓やコント、柳沢中学校の合唱、殺陣、落語、楽器演奏、朗読劇などを披露。照明・音響操作も市民ボランティアが担当する。

 5日~10日は同館利用団体が主役となる期間。作品展(木工・絵画・陶芸・写真ほか)、発表会(合唱・合奏・朗読・エイサーほか)、サークル見学・体験会(革・陶芸・木工・染織)や映画会、ワークショップと30周年を盛り上げる内容が並ぶ。

 市内在住で館内「喫茶コーナーふれあい」常連客でもあった作曲家・野口義修(よしのぶ)さんの提案がきっかけで「あなたのつぶやきが歌になる!」と題し、同館だよりで公民館にまつわる「エピソード」「思い」などを市民から募集。野口さんが集まった33もの文章や言葉を紡ぎながら「柳沢公民館記念歌」を制作した。完成した記念歌を同館活動団体である複数の合唱団が歌うほか、来場者も含めて「みんなで一緒に歌う企画」(9日)も生まれた。

 同館職員の星野恵里子さんは「市民参加で設計された柳沢公民館は、みんなが活動しやすいようにという思いが込められた公民館。「皆さんの日頃の活動の成果」を見ていただくと同時に、今まで足を運んだことがなかった方が新しく活動に参加するなど、出会いの機会になれば」と話す。

 開館時間は9時~22時。12月10日まで。

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