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東村山「つむじ市」20回目 地場産野菜や手作り品販売、ワークショップなどで盛況

オカノリやオカワカメなど市場に出回らない地場産の野菜も並ぶ

オカノリやオカワカメなど市場に出回らない地場産の野菜も並ぶ

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 東村山・府中街道沿いの交流施設「つむじ」(東村山市久米川町4)で12月2日、20回目の「食と手しごとのマルシェ つむじ市」が開催された。

季節ごとに変わる様々な手作り品

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 同イベントは2016年5月からスタート。毎月第1土曜に「地域」「食」「手しごと」をキーワードに、地元農家の新鮮な野菜や地域の作家による作品の販売などを行う。月に1度の朝市を楽しみにする家族連れや近隣住民など、リピーターとして訪れる人も多い。

 同施設は2016年にオープン。街道と街道が交差する「久米川辻」の近くだったことから名付けられ、「人と人、文化が出会う交差点のような場所になってほしい」という願いが込められている。敷地内には「3階建木造ドミノ住宅」「i-works2015」「舎庫(しゃこ)」「巣箱」の4つのモデルハウスがあるほか、造園家・小林賢二さんが手掛けた150種を超える植栽を間近に見ることができる。

 12月2日の開催時には、メイン会場となるドミノ住宅の1階で朝採れ野菜や手作り品を販売し、2階ではフードコーディネーター・小山玲奈さんによる出張カフェが好評を博した。3階ではヤーンアクセサリー作家・fluffyの小林亜美さんによる、毛糸をねじって作る「ねじねじクリスマスリース」のワークショップに挑戦する親子連れの姿も見られた。

 運営する相羽建設の新(あたらし)さんは「つむじ市以外にも、家づくり学校やつむじ宿(じゅく)など年間を通して多くのイベントを開催している。家づくりに直接関係のないイベントも多いが、気軽に足を運んでもらう機会になれば」と呼び掛ける。

 同社で「つむじ」のほかに暮らしを提案する「あいばこ」の運営にも携わる小俣さんは「どのイベントでも根っこにあるのは、つながりを大事にしたいという気持ち。身近なつながりを持てる場を提供することで人の輪が広がり、良い循環を生んでいると思う。つむじ市では珍しい地場産野菜に出会えることも多く、スタッフも毎回楽しみにしている」と話す。

 「つむじ市」の次回開催は来年1月13日。開催時間は9時~15時。入場無料。

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