「ブラックサンダー」で知られる菓子メーカー「有楽製菓」の東京工場直売店(小平市小川町1)が1月23日、1周年を迎えた。以前は事務所に窓口を設けて細々と商品を販売していたが、同じ敷地内にある工場のリニューアルを機に「YURAKU CHOCOLATE SHOP」として整備し、小平市内では唯一のチョコレート専門ショップとなっている。
直売店で販売しているのは、一般には流通していないものばかり。ハンドメードの「デラックス チョコバー」は、小平店のみの取り扱い。直売店奥の工房で丁寧に作られ、チョコレートの本来の味わいが楽しめるピュアタイプ、ナッツやマシュマロなどの食材の食感を堪能するタイプ、バターやラム酒漬けレーズンのペーストが入ったクリーミータイプなど、全9種類ある。1本ずつでも購入できるが、6本入りのチョコバー専用ケースに入れてギフトセットにすることもできる。
薄板シリーズは季節限定で、12月に販売された「薄板ホワイト」(税込み600円)や1月販売される「薄板いちご」(同650円)はバレンタインシーズンには売り切れることも多いという。発売から35年以上になるロングセラー「デラックスミルクチョコレート」は希少な北欧産のクラムを使用し、個性的でキャラメルのような味わいとなっている。330グラム入りで1箱税込750円は破格の値段設定だが、「市販せずに工場からの直接販売することで流通コストを抑えている」と商品開発課の嶋田真亜子さんは話す。
工場のある北海道や豊橋市の地域限定ブラックサンダーが買えるのも特徴。ピンクなブラックサンダー(12個入り税込800円)やメロ~ンなブラックサンダー(同750円)を箱買いできる。
オープン当初は平日のみの営業だったが、現在では土日も営業し、駐車場も拡大して利用しやすくなった。「地域の皆さんにもっと知ってもらい、楽しんでもらえる店にしたい」と嶋田さんは話す。