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FC東京がサッカースクール 知的障がいをもつ子どもたちを対象に

ボールを使ってコミュニケーション

ボールを使ってコミュニケーション

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 サッカーJリーグ・FC東京の練習場、小平グラウンド(小平市大沼町3)で3月27日、「FC東京あおぞらサッカースクール」が行われた。

輪になって手をつなぐ子どもと選手たち

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 同スクールは、知的障がいをもつ小学生を対象とし、毎週火曜などに開催されている。この日は特別に小平グラウンドで開催され、U-18の選手、コーチも参加。取材で訪れていたタレントの橘ゆりかさんも加わり、子どもたちと汗を流した。

 普及部の鯨井健太コーチを中心に、最初は手をつないだり、ハイタッチしたりなどアイスブレークの手法を取り入れながらコミュニケーション。その後ボールを使いパスやシュート練習を行い、最後にゲームを行った。鯨井コーチやスタッフ、選手が声を掛けながら、1時間30分のトレーニングは楽しい雰囲気の中で終了した。

 FC東京によると、このようなスクールはJリーグでも珍しく、U-18の選手が参加するのは同スクールだけだという。鯨井コーチは、U-18の選手が参加する意義を「選手たちに伝えたのは『君たちの方がサッカーはうまいが、今日は君たちよりもサッカーが好きな子どもたちが来る』ということ。他者と触れ合い、関わることで何らかの気付きを得て、今後の人間形成に役立ててほしい」と話した。

 参加した木村誠二選手は「子どもは好きなので、楽しかった」と話す。バングーナガンデ佳史扶(カシフ)選手は「子どもの時に、FC東京のスクールで石川直宏選手に教えてもらい楽しかったので、同じようにできればと思ったが、なかなか難しかった」と振り返った。

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