西東京の「保谷こもれびホール」(西東京市中町1)が5月3日、開館20周年を迎えた。今月13日に記念式典、6月にはスターティングイベントを開催する。
クラシック音楽や落語、ミュージカルや演劇など多彩な公演が開催されるメインホール
1998年のオープン以来、市の文化芸術活動の拠点としてさまざまな取り組みを行ってきた同館。4月14日から行っているパネル展「こもれびホール20年のあゆみ」を皮切りに、年間を通して20周年をアピール。市民団体との共同事業を行い、さらなる充実を図るという。
メインとなる記念式典は今月13日、メインホールで開催。式典では、市にゆかりのある音楽家や文化人、スポーツ選手などのビデオメッセージを上映するほか、同館設立を機に発足した「西東京フィルハーモニーオーケストラ」の木管三重奏、「ウインドアンサンブル和(いずみ)」の演奏、フラダンス「Hula Lei Pu-nono」「パーレフア」のパフォーマンスをステージで披露する。当日は市民も自由に参加でき、記念品も用意する。
6月には、田無駅前複合商業施設「アスタ」でスターティングイベントを行う。南北に広がる市内全域に20周年の節目を広く知らせるのが目的。2日は「西東京フィルハーモニーオーケストラ」、3日には同館のオープン時期に始まったワークショップ「子どもミュージカルワークショップ」の修了生とその保護者により発起した「Kidsミュージカルファクトリー」がダンスを披露。市民による音楽とダンスで祝い、「市民との対話で絆を深めてきた同館らしいイベントになる」という。
田中大介館長は「こもれびホールは市民の皆さんと作ってきた施設で、これからも利用者の皆さんと会話しながら運営したい。さまざまな面白い公演を行っているので、あまり立ち寄る機会がない方も、これを機に参加いただければ」と呼び掛ける。
記念式典は13時30分開場、14時開演。入場無料。車いすでの鑑賞は事前申し込みが必要。スターティングイベントは6月2日13時~・15時~=「西東京フィルハーモニーオーケストラ」による弦楽四重奏・木管五重奏、同3日14時~・16時~=「Kidsミュージカルファクトリー」のダンス。「こもれびホール20年のあゆみ展」パネルの一部も展示予定。