柳沢駅北口商店街に7月30日、イージーオーダーのできる帆布バッグの店「橋本商店」(西東京市保谷町3、TEL 042-427-0812)がオープンした。
完成品がイメージしやすいよう、ミニチュアサンプルを使って色味が選べる
同店舗は、同じ商店街にある手作りかばん工房「Krakow(クラクフ)」の姉妹店。店主であり革職人でもある橋本直巳さんは「商品のコンセプトは、普段の生活の中で使う『ちょっと上質なもの』。背伸びしない価格でお気に入りのバッグや革小物を身に着けて街中へ出掛ける多世代の女性をイメージしている」と話す。ビジネスラインが中心のKrakow(クラクフ)とは商品構成をはっきりと分けた。
「カチッとした革商品が『外に向かうもの』なら、帆布のバッグは生活に密着した『まちにつながるシーン』のもの」と橋本さん。店内は商品の素材イメージに合わせ、「インダストリアル」をテーマに鉄と木、配管パイプや波板などを使った床・飾り棚・カウンターなど、仕事をしながら1カ月かけて手作業で仕上げた。「地元の知り合いの材木屋に相談したら『足場用の杉板を床材に』とアドバイスをもらって。木の反りなども読みながらオイルで古材風に仕上げた。地元である『まち』に向けて発信していく商品だから、そんなつながりの中で作っていく店舗にしたかった」という。
一番人気の商品は、ゆったりサイズの「トートバッグ」。帆布の色は、ネイビー・キャメル・赤・カーキ・グリーンの5色。合わせる取っ手などの革は、4色20パターンの組み合わせからイージーオーダーできる。サイズはA4書類が横に入れられるMサイズ(8,000円)と、ピクニックなどちょっと遠出で荷物が多い時に最適なLサイズ(1万2,000円)の2種類。目隠しにもなるスナップと内側の大きなポケットが付き、底はレザーで補強されている。そのほか、パスケース、コインケース、レザーサンダルなどトータルコーディネートが楽しめる小物類もそろえる。
営業時間は10時~20時。オープンからの1カ月間は、商品を購入した人に「革小物のプレゼント」を進呈する。