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西東京・谷戸で「ふるさと祭り・夜店市」 子どもみこしの担ぎ手募集も

声を合わせ元気に練り歩く、子どもみこし

声を合わせ元気に練り歩く、子どもみこし

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 「第64回谷戸ふるさと祭り・夜店市」が9月16日、谷戸イチョウ公園(西東京市谷戸町2)で開催される。主催は谷戸商店街協同組合。

地元中学校関係者も手伝う昨年の様子

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 みこしや夜店が出て毎年1000人以上の来場者でにぎわう同祭。昭和20年代、店が増え商店会の活動が活発になってきていた谷戸商店街の店主たちが、地域のことを考え「大人も子どもも楽しめる祭りをやろう」と始めたのがきっかけ。商店街のみならず、農家や地域の人々へも寄付を募り、当時としては大きな額である30万円の立派なみこしを新調。「そろいの法被を着てみこしを担ぐ」子どもたちの共通の思い出とともに、現在まで大切に受け継がれてきた。

 「谷戸で育った私たちにとってこの祭りは、まるで同窓会。祭りに合わせてここへ帰って来る懐かしい面々に、つい子どもの頃の呼び名で声を掛けてしまう」と話すのは、同協同組合理事長で、三又酒店を営む山崎明さん。現在、商店街の老朽化やフランチャイズ店舗の参入などの影響もあり、運営には資金面や体制などの課題があるという。

 「このまちに生まれ育った子どもたちの『ふるさと』、あるいは帰ってくる場所として、『みんなの思い出のまち』になるよう、継続するのは簡単ではないが地域自治会の方々とこれからも祭りを盛り上げていきたい」とも。

 みこしは10時にイチョウ公園を出発。谷戸第2地区会館、ひばりが丘2丁目を周る。公園内にはタイ料理・ラーメン・アイスクリームや、初めての試みとしてグルメワゴンコーナーに3台のキッチンカーを配置する。

 開催時間は9時~19時30分。雨天決行(みこしは降雨中止あり)。現在、子どもみこしの担ぎ手を募集中。応募資格は小学校4年生~6年生(定員50人)。締め切りは9月13日まで。受付店はアカヌケ舎クリーニング・三又酒店・誠文堂・野口モータース。問い合わせは、三又酒店(TEL 042-422-0102)まで。

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