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小平の南西部でコミュニティータクシーの実証実験運行 鷹の台駅を起点に

南西部地域コミュニティータクシーの実証実験運行車両(小平市ホームページより)

南西部地域コミュニティータクシーの実証実験運行車両(小平市ホームページより)

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 小平市の南西部地域では初めてとなる「コミュニティタクシー鷹の台駅西側ルート」の実証実験運行が7月30日、始まった。

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 小平市では、地域の需要に応じた「コンパクトな生活交通」としてコミュニティータクシー事業に地域と協働で取り組んでいる。コミュニティタクシーの通称は、同市の公式キャラクター名から「ぶるべー号」と付けられた。ワンボックス車両を使用した乗り合いの交通サービスで、停留所を設けて時刻表により運行する。2009年に最初の試行運行が始まった大沼ルート(小平駅北口~昭和病院~小平駅北口)のほか、栄町ルート(小川駅西口~野火止公園~小川駅西口)、鈴木町ルート(花小金井駅南口~天神グランド前~花小金井駅南口)で現在も継続的に試行運行をしている。

 今回運行が始まった同ルートは2016年5月からの約2年間、地域の住民による組織「小平南西部地域コミュニティタクシーを考える会」でルートや運行システムについて検討をしてきた。実証実験運行の期間は半年と定め、一日平均乗車人数70人以上を目指す。

 今回の実証実験では「鷹の台駅北~あさひ西公園~南台病院前~小平第五中学校~鷹の台駅北」(以上抜粋)の区間を30分間隔でワンボックス車両1台が運行する。乗車定員は運転手を除く9人で、定員を超えた場合は予備車両が追走運行する。

 運行開始から1カ月がたち、8月30日までの乗車人数は累計738人、一日平均乗客数は約30人となった。利用者からは「通院のために使用している」「駅まで歩くと20分かかるので便利」「朝早く運行してほしい」などの声が上がっているという。

 期間は2019年1月29日まで。運行日は月曜~金曜(土曜、日曜、祝日、年末年始は運休)。運賃は、大人=150円、小学生までの子ども=80円(未就学児は無料)。一日乗車券あり。

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