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小平・鷹の台で猫の譲渡会 けがを負った保護猫「マサムネ」の支援バザーも

過去の譲渡会の様子

過去の譲渡会の様子

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 小平のスペース鷹の台(小平市たかの台43)で9月15日、猫の譲渡会が開催される。

「マサムネくんのために」と有志が始めた支援バザー

 主催する「ねこだいら」代表の菊地里香さんは、2016年5月に同市へ転居してきた。それまで住んでいた名古屋では猫の愛護団体に所属し、飼い主のいない猫を捕獲して不妊去勢手術後に元いた場所へ戻すTNRや、譲渡会・イベントなどを通じての保護者探しと啓発活動を行ってきたという。「これまで得た知識や経験を生かして小平でも譲渡会を開きたい」と、2017年11月に同所を借りて初開催した。

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 今回で10回目を迎える譲渡会は、回を追うごとに「里親(保護者)になりたい」「ブログで紹介されたあの猫を見たい」と目的を持って来場する人が増えてきた。猫用のフードやベッド、トイレなど来場者から支援物資が寄付されることもあるという。「最初は主人と2人で始めた活動だが、譲渡会で知り合った方が賛同してくれ今は7人のメンバーで運営している。近隣の店舗もチラシを置くなど協力してくれるので、とてもありがたい」と菊地さん。譲渡にあたっては必ずトライアル期間を設け、正式譲渡の条件をクリアした人にのみ希望する猫を渡している。

 昨年の夏、現在のメンバーの一人が「右頬の皮膚がえぐれている猫がいる」と発見したが、すぐに保護することはできなかった。その後、年が明けた1月に通行人からの連絡などを経て、保護につながった。菊地さんは「多くの猫ボランティアと同じように、通常であれば遺棄された猫などがいても、すぐに駆け付けるということはできない。保護するスペースの問題もある。けががあまりにひどかったせいもあるが、スタッフ含めいろいろな人の思いがつながって奇跡的に保護することができた」と振り返る。

 保護された猫は「マサムネ」と名付けられ、皮膚再形成手術などを受けながら現在は通院中だという。会場の近隣に住む有志が発起人となって今年5月の譲渡会からは「マサムネくん募金」として募金箱を設置し、支援バザーも開催している。

 菊地さんは「小平のまちには、けがや病気でもすぐに病院へ連れて行ってもらえない外猫、不妊去勢手術が施されずに生まれてしまった子猫がまだまだたくさんいる。譲渡会は『救いたい』と願って保護された猫たちと出会える場。ペットショップではなく、譲渡会で飼い猫を探すという選択肢があることを知ってもらえたら」と期待を込める。

 開催時間は13~16時。予約不要、見学自由。