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小平の国土交通大学校で「ギンナン拾い」 敷地の一部を開放、今月末まで

敷地内の様子(11月22日撮影)

敷地内の様子(11月22日撮影)

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 小平の国土交通省国土交通大学校(小平市喜平町2)で現在、敷地の一部を開放する「ギンナン拾い」が行われている。

ギンナンは果肉ごと持ち帰るのが決まり

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 例年、近隣住民との交流を目的に開催するもので、2012年度から実施。普段は入れない敷地内で黄色いイチョウを楽しみながらギンナンが拾えるとあって、地元住民に人気を集めている。

 期間中は約6万2000平方メートルの敷地を一部開放。正門で受け付けをすると、管理厚生棟脇と宿泊棟脇の「ギンナン採取ゾーン」で自由に拾うことができる。今年は例年に比べると色づきがまばらで、同校広報担当の熊澤さんは「中には10月1日の台風で枝ごと折れてしまったものもある。ただ木によって実り具合が違うので、まだギンナン拾いは楽しんでいただけると思う」と話す。

 毎年楽しみに訪れているという女性は「いつもお目当てにしている大きな木のギンナンは、ほとんど落ちてなくなってしまった。でもけっこう採れたので、これから持って帰って洗わないと。果肉部分を置いていってはいけないので、それをむくのがまた大変」と話しながら顔をほころばせた。かぶれと臭い予防のためゴム手袋は必須で、靴も「ギンナン拾い用」のものを履いてきたという。中にはギンナンは拾わず、散策を楽しむ親子連れの姿も見られた。

 熊澤さんは「研修機関として運営しているので普段は一般の方は立ち入れないが、秋のギンナン拾いだけでなく毎年3月には一般向けの公開講座、8月には小学生向けのサマースクールも実施している。年に3回の貴重な機会を活用していただけたら」と呼び掛ける。

 開催時間は9時~15時30分(受け付けは15時まで)。11月30日まで(平日のみ)。

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