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東村山で「多磨全生園を知る上映会」 ふるさと歴史館職員による説明会も

昨年度の様子。上映会は今年で8年目

昨年度の様子。上映会は今年で8年目

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 「多磨全生園(たまぜんしょうえん)を知る上映会」が2月11日、東村山ふるさと歴史館・視聴覚室(東村山市諏訪町1、TEL 042-396-3800)で開催される。

国立療養所多磨全生園山吹舎・男子独身寮。12畳半の部屋が4室あり、1室に8人が生活していた

 市内の青葉町にはハンセン病の療養施設、国立療養所多磨全生園がある。かつてハンセン病は「不治の病」と恐れられ、入所者は「差別と強制隔離」によって多大な苦難や苦痛を強いられてきた。市では2009年9月に「いのちとこころの人権の森宣言」を行い、多磨全生園を「人権の森」として残し未来に語り継ごうと、関連資料の展示やビデオ資料の上映をしてきた。

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 上映会では、国立ハンセン病資料館で当時の教職員向けに行った語り部活動の様子を収録した「平沢保治さん講演(教員編)」を初上映する。語り部は、資料館の前身に当たる「高松宮記念ハンセン病資料館」の開館とともに始まった活動。多磨全生園の入所者自治会の会長や、資料館の運営委員も務めた佐川修さん・平沢保治さんら2人が中心となり、四半世紀にわたって続けてきた。そのほか、同館職員による「東村山と多磨全生園」をテーマにした説明会も行う。

 上映会を担当する文化財係の松崎睦彦さんは「映像では、展示資料だけでは伝わりにくいところを分かりやすく丁寧に語り掛けている。話を聞いた後に再び展示を見ると、資料たちが違った輝きを持って心へ訴え掛けてくる。映像作品を見ていただき、多磨全生園と国立ハンセン病資料館へ足を運んでほしい」と話す。

 開催時間は13時30分~15時(13時開場)。参加無料。定員は先着60人。