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小平・学園坂で商店街を楽しむイベント 有志ら企画、「金の卵」プロジェクトで

「kinno tamago」のロゴも有志の手によるもの

「kinno tamago」のロゴも有志の手によるもの

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 商店街を盛り上げていこうと若手有志を中心に発足したグループ「kinno tamago」主催の「学園坂ミニフェスタ」が3月16日、西武多摩湖線・一橋学園駅から程近い学園坂商店街で開かれる。

プロジェクトのコアメンバー。左から鈴木仰さん、藤木淳さん、庄司淑子さん

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 駅の北側に伸びる長い商店群は、手前の「学園一番街商店街」と奥の「学園坂商店街」から成る。古くから営業している店舗も多いが、近年は店の入れ替わりに伴い、特に奥側の学園坂商店街エリアへの出店が目立つ。学園坂商店街で営業する中でも比較的新しい3店舗の有志らが「昔ながらの商店街ならではの魅力や温かさをもっと多くの人に知ってもらい、盛り上げていきたい」と昨年9月から話し合いを重ね、「kinno tamago」を立ち上げた。

 発起人でコワーキングスペースすだちの事務局長でもある藤木淳さんは「グループの名前は『まだふ化していない、金の卵の状態の人たち』をイメージしてみんなで決めた。卵を温め合って、お互いに成長していけるような商店街を目指したい」と思いを込める。「約1年前にアヒルのうたたねがオープンし、新しいお店が出来たことで坂の下まで来る人が増え、人の流れが変わったと感じる。新しく出店する人と古いお店が入り混じる『新旧ミックス』ができたら」とも。

 学園坂タウンキッチンを拠点にピクルスや焼き菓子などを作る「やさしいオヤツ+ごはんmiel*」の庄司淑子さんは「同じ商店街で販売している有機野菜など、普段からよく使わせてもらっている。地元の人とのコラボが大好き」と明るく笑う。発足のきっかけになった「自家焙煎(ばいせん)コーヒー アヒルのうたたね」店長の鈴木仰さんは、「営業していて、まだまだ若い世代に来てもらう余地があると感じている。7月のサンバや11月のハロウィーンなど大きなイベントがあると人が集まるが、もっと日常的に商店街が身近な存在になるといい。子育て世代に来てもらうための第一歩になれば」と話す。

 グループ主体のイベント第1弾となるミニフェスタは、「古き良き商店街を楽しむ一日」がテーマ。15時からの3時間は歩行者天国になる特徴を生かし、屋内と屋外の両方を使って行う。コワーキングスペースすだちではリラクセーションやワークショップを集めた「すだち1dayフェスタ」、学園坂タウンキッチンでは日替わり出展者らによる「パンだけじゃないパンまつり」、アヒルのうたたねではコーヒーのお供として「自家製どら焼き」(数量限定)の販売をそれぞれ企画。そのほか日頃から小平で営業・活動するメンバーも集まり、商店街の空きスペースなどを利用して雑貨や焼き菓子の販売、各種ワークショップを行う。

 既存店と協力し、スタンプラリーも実施。対象店舗で買い物をすると200円ごとに1スタンプがもらえ、3個集めると「コダレンジャーマグネット」と交換できる(先着60人)。15時からの30分は「地域宣伝隊コダレンジャー」によるショーもあり、ショーの中で商店街内の店舗とのコラボレーションも予定する。

 開催時間は12時~17時。小雨決行(雨の場合は屋内イベントのみ、2日前に決定)。

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