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東久留米で「図書館フェス」 テーマは「本のある場所」、対談やゲームも

昨年の様子。「ひとハコ図書館」がずらりと並ぶ

昨年の様子。「ひとハコ図書館」がずらりと並ぶ

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 市民の考えた「小さな図書館」を一堂に集めて展示する「ひとハコ図書館」など、毎年さまざまなアイデアが来場者に好評な「図書館フェス」が5月25日・26日、東久留米市中央図書館(中央町2、TEL 042-475-4646)で開かれる。

昨年はムーミンの作者や物語の背景、フィンランドの図書館についての紹介も

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 「図書館フェス」が始まったのは2015(平成27)年5月。市民と市が持続可能な図書館運営について知恵を出し合って協力する土台を作り、まちの情報拠点として「次代の図書館像」を探っていくために開催され、今年で5回目を迎える。図書館とつながりのある市民・出版関係者などの出展者らが「自分が小さな図書館の館長になったら」という構想を一箱にぎゅっと詰め込んだ「ひとハコ図書館」も企画の一つで、毎年20箱余りの小さな「図書館」を見に来る多くの来場者でにぎわう。

 過去の講演会には他市図書館の館長や大学・大使館の職員らを講師に迎え、「他市や他国の図書館事情」に関する事例報告や意見交換を行うなど「本を仲立ちとする人のつながりを生み、共同の輪を広げる」場として展開してきた。

 今回のテーマは「本のある場所」。文学研究者・子どもの本屋店主・本の編集者による「○○になった私が読んできた本」、ひとり出版社とカメラマンによる「つくりたい本、つくった本」など、本に関わる人々の対談「トーク&トーク」を中心に構成する。

 図書館担当者は「『ひとハコ図書館』の館長さんがハコ紹介をする『ひとハコトーク』、辞典を使ったゲームの『ぷち★ばららいか』、絵本を読んでぽんぽんボールを作る『こどもの時間』、館内を巡る『ライブ!ラリー』など、多世代で楽しめる企画もたくさんあるので、ぜひ足を運んでほしい」と呼び掛ける。

 開催時間は9時~19時。「トーク&トーク」は16時~17時、「ひとハコトーク」は17時20分~18時(以上両日、申し込み不要)。

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