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多摩六都科学館で企画展「科学の本棚」 科学者の人生決めた一冊から絵本まで

「私の一冊」展示会場の様子

「私の一冊」展示会場の様子

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 約100冊の本を集めた企画展「科学の本棚~科学と出会う・世界と出会う~」が現在、多摩六都科学館(西東京市芝久保町5、TEL 042-469-6100)で開催されている。

子どもたちの「科学の目」を育む科学絵本の数々(貸し出しは不可)

 子どもが初めて科学と出合う絵本から、科学者の進路を決めた一冊まで、会場には約100冊の科学の本・絵本をそろえ、図鑑や解説書にとどまらない科学本の面白さや奥深さを伝える。開催に当たり、同館では自由学園や東京学芸大学、研究所など20カ所近い機関に協力を依頼。現役の研究者たちから「モモ」(岩波少年文庫)、「相対性理論入門」(岩波書店)、「だるまちゃんとてんぐちゃん」(福音館書店)、「ホーキング、宇宙を語る:ビッグバンからブラックホールまで」(ハヤカワ文庫NF)など、さまざまなジャンルが挙がった。

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 展示内容は4つのテーマに分け、研究者・科学に関する仕事に就いた人たちの進路に影響を与えた「私の一冊」、絵とストーリーを通じて子どもたちの科学の目を育む科学絵本を紹介する「はじめて科学とであう絵本」、科学者の目線で自然の営みや自然の仕組みを伝えるエッセー・一般書・絵本などがそろう「科学者の文章」、読んでいるうちに科学の知識が身に付く「マンガで科学」をそれぞれ展示する。

 関連企画として、工学博士・児童文学者として活躍した加古里子(かこさとし)さんの科学絵本を同館と近隣5市の図書館で選書した「たまろくとしょかん・かこさとしの科学の本」展も同時開催する。代表作は「だるまちゃん」シリーズ(福音館書店)や、科学の楽しさを子どもたちに分かりやすく解説する絵本「はははのはなし」(同)など。

 同企画展担当者の原朋子さんは「子どもの頃に加古里子さんの科学絵本やサイボーグ009などのSF作品が好きで、よく読んでいた。本を通して科学的なものの見方や知識を知らず知らずのうちに身に付けていたように思う。企画展では硬軟取り混ぜ、さまざまな「科学の本」を紹介する。子どもから大人まで、それぞれが自分の心や視点を動かす作品に出合ってほしい」と来場を呼び掛ける。

 6月30日まで。開催時間は9時30分~17時。月曜休館。

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