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西東京で不登校に悩む子どものための連続講座 経験談や個別進路相談の場も

7月20日に登壇する熊木太郎さん。不登校の経験と現在の仕事について話す

7月20日に登壇する熊木太郎さん。不登校の経験と現在の仕事について話す

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 通信制高校・サポート校や定時制高校に関心のある子どもや保護者向けの連続講座「ゆっくりと未来に向かおう」が6月22日から保谷駅前公民館(西東京市東町3、TEL 042-421-1125)で開かれる。同公民館、西東京市教育委員会の共催。

昨年の関連講座「このまちに子どもの居場所をつくるために」の様子

 市ではこれまでも、2017(平成29)年から毎年ひばりが丘公民館で開催している「多様な生き方を考える~不登校に悩む子ども達に寄り添うために~」や、昨年田無公民館で行った「現代的課題を考える講座~このまちに子どもの居場所をつくるために~」など、子どもの居場所を考える講座や不登校に悩む子ども・その家族に向けた講座を、各公民館で実施してきた。中には児童民生委員や社会福祉協議会の職員も参加する情報交換会を設けたものもあり、参加者の声を拾い上げてきた。

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 今回の特長は、不登校やその後の進路に悩む中学生や卒業生、高校中退者などの当事者が参加し、具体的な進路相談ができる機会を後半3回にわたり用意していること。担当の松永尚江(なおえ)さんは「高等学校に進む選択肢は以前と違って増えている。中学3年生になってから慌てるのではなく、中学に入る前からでも情報を得たいという市民の声を考慮し、形にした」と話す。

 講座日程の前半は保護者が対象。子ども自身が自分の未来を考えるために、親として何を心掛ければ良いのかを講師と共に考え、参加者同士で交流しながら進行する。7月13日からの後半では、学校生活に適応するのが困難な生徒を高校卒業までサポートする「聖進学院」学院長の守谷俊一さんを迎え、学生生活の様子を紹介するほか、不登校経験者でイベントプロデューサーの熊木太郎さんが自身の経験や仕事にまつわる話をする予定。都内の通信制高校・サポート校や定時制高校など15校余りのブースも設置し、生徒は個々に進路相談が受けられる。

 松永さんは「子どもが学校に行っていないことで悩んでいる親はたくさんいるが、決して特別ではなく、同じ地域に住む人みんなの問題として捉える土壌を作ることが急務だと参加者同士で共有できれば。進路相談会は、子どもたち自身が興味を持って足を運んでくれるよう、心から願っている」と参加を呼び掛ける。

 講座は毎週土曜、全6回。開講時間は10時~12時(7月20日・27日は14時まで)。定員は前半(6月22日・29日・7月6日)=30人、後半(13日・20日・27日)=70人。申し込みは電話で受け付ける。

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