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西東京で「平和を祈る演劇祭」15年の歴史に幕 「命の大切さ実感してほしい」

昨年の朗読劇の様子

昨年の朗読劇の様子

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 15回目を迎え今回が最後となる「平和を祈る演劇祭」が7月27日・28日、保谷こもれびホール(西東京市中町1)で開催される。

今年の朗読劇「水色の空が消えた日~ヒロシマ・ナガサキ~」の練習風景

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 子どもからシニア世代まで総勢約40人の市民が、2日間にわたり平和をテーマに朗読劇や音楽ライブ、一人芝居などを披露する。

 2日間共通の演目は、朗読劇「百万年の後悔」(オーガニックシアター)、「水色の空が消えた日~ヒロシマ・ナガサキ~」、ボーカル&ギターのデュオ「Beyond Nine」による音楽ライブ。28日のみ、蓮池龍三さん(ぷろだくしょんバオバブ)が一人芝居「夜と霧」(ヴィクトル・E・フランクル原作)を上演する。

 同演劇祭では15年にわたり、朗読劇・演劇、音楽の演目で戦争の愚かさや平和への祈りを訴えてきた。今まで多くの市民が参加者として関わり、戦争や平和を考えながら自己表現できる貴重な場でもあった。

 2005(平成17)年から関わってきた実行委員の船場奈津さんは、娘と一緒に毎年出演し、デュオ「Beyond Nine」でもボーカルを務める。「ごく当たり前の日常を過ごせることこそが平和。一年に一度でも戦争について考え、命の大切さを実感してほしい」と呼び掛ける。「平和を祈る演劇祭」は団体としての開催は最後になるが、形を変えて活動の継続を予定しているという。

 上演時間は、28日=13時~17時10分、28日=11時~16時50分。チケットは1,000円(2日間全演目共通、高校生以下は500円)。問い合わせは、平和を祈る演劇祭実行委員会(大森さん、TEL 0422-55-0168)まで。

※2019/7/24 キャプションの演目名に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

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