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東久留米で新春彩る「つるしびな巡り」 干支にちなみネズミモチーフも

展示の様子(写真は過去のもの)

展示の様子(写真は過去のもの)

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 東久留米の商店に飾られた手作りのつるしびなを巡るスタンプラリーが1月11日、始まる。

子年を祝って作られたネズミのひな

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 「市役所の移転に伴い人通りの少なくなったエリアを盛り上げたい」とまちおこしのために始まったイベントで、今年12回目。商工会がつるしびなで有名な東伊豆町を視察した際、華やかな飾りに感銘を受けたのをきっかけに少しずつ作り始め、2008(平成20)年から新春の風物詩として各商店で展示している。

 メインでひなを作っているのは商工会女性部のメンバー。近年は近隣の小学校で公開授業を行い、生徒や保護者と一緒にワークショップ形式で作ることもある。月に1回行う「つるしびな講習会」の参加者は現在45人ほどで、多い時は80人近くいたという。

 部長の岩崎友子さんは「講習会のための『キット作り』が一番大変かもしれない。不要になった着物をほどいて洗い、接着芯を付けて裁断するため手間がかかるが、反響が励みになる」と話す。それぞれが仕事の傍らボランティアで準備をする中、商店間の連携が生まれている。

 スタンプラリーは市内32カ所の参加店を回り、5つの「巡りスタンプ」を集めると外れくじなしの抽選会に参加できる。店によっては1回200円以上の買い物でもらえる「お買い物スタンプ」の設定もあり、2つ集めると抽選の参加が可能になる。

 抽選会は「東久留米七福神巡り」と同日の1月11日と、「つるしびな巡り」が終わった後の2月29日・3月1日に分けて市民プラザで行う。2月末と3月の抽選会場では、小学校で制作した作品を含むおよそ150本のつるしびなを展示する。

 岩崎さんは「毎年市外からもたくさんの方が訪れてくれる。近隣ではなかなか見られないと好評で、日本古来の文化である着物を使っていて素晴らしいとの声も頂く。この機会に色とりどりのひなを楽しんでいただければ」と呼び掛ける。

 2月27日まで。

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