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小平のコミュニティーバスが累計乗車数400万人達成 記念式典や絵画展

14日のセレモニーで行われた保育園児たちによるくす玉割

14日のセレモニーで行われた保育園児たちによるくす玉割

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 小平市のコミュニティーバス「にじバス」が2月で累計乗車数400万人に達したことを祝う記念セレモニーが2月14日、小平駅前ロータリーで行われた。

「未来のにじバス」絵画展の様子

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 小平駅南口を起終点に、なかまちテラスや一橋学園駅、市役所周辺、津田公民館・図書館など市の中央エリアを結ぶ「にじバス」。年中無休で1時間に3本、20分間隔で運行している。2004(平成16)年1月の運用開始以来、ルートの見直しや運賃改定などを経て順調に乗車人数を伸ばし、市民の足として定着してきた。1日の平均利用者数は約630~670人。

 14日のセレモニーでは、近隣の保育園児たちによるくす玉割りが行われた。縦一列に並んでひもを引っ張る様子に、西武バスや商店会関係者らをはじめとする周囲の大人たちは一様に顔をほころばせた。「何かやっているの?」とのぞき込む通行人の姿もあり、会場は終始和やかなムードに包まれた。

 同市都市開発部公共交通課課長の照井幸枝さんは「ここ数年では年間25万人弱の乗車があり、安定した利用状況。運行ルート沿線の自治会をはじめ、地域の方々で構成される『にじバス協議会』の方々が自主的に利用促進に取り組んでいただいているからこそ」と話す。今回の記念事業も、協議会と市が共同で取り組んだ。

 事業の一環として、市内の子どもたちが描いた「未来のにじバス」絵画展も3月1日まで行う。通常カラーのバスや「こだ健体操号」「みんな大好き小平市!号」の車内に掲示するほか、市役所ロビーや市内商店会、協力店舗などでも展示する。

 このほか、限定デザインの1日乗車券(100枚限定、400円)販売も行う。市内を走るコミュニティータクシー「ぶるべー号」と共通で乗車券として使えるほか、協力店に持参すると割引などのサービスが受けられる「サンクスクーポン」も兼ねる(サービス内容は店舗により異なる)。

 照井さんは「記念事業をきっかけに、にじバスに愛着を持ってもらえたら。絵画展では子どもたちが参加するなど多世代が関わることで、人や地域との交流、つながりが生まれてほしい」と期待を寄せる。

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