新型コロナウイルス感染による肺炎のため3月29日に亡くなったタレント・志村けんさんへのメッセージを「お気持ち」として現在、東村山市がホームページで受け付けている。
急逝を受け、東村山駅東口のロータリーに植樹された「志村けんの木」と呼ばれる3本のケヤキ付近へ献花に訪れる人が相次いだことから、市では30日に交通安全確保の観点から急きょ献花台を設けた。その様子がメディアなどで報じられたこともあり、結果的に多くの人が集まり駅前は一時渋滞する事態となったが、現在は収束している。
献花台の設置は志村さんの初七日である4月5日をもって中止したが、献花を控えたり来たくても来られなかったりした人のために、6日にメッセージの投稿フォームを開設。自由入力欄に任意で文章を入れて送信すると、集まったメッセージが遺族へ届けられる。
同市は「東村山音頭によって東村山を全国区へと押し上げていただき、世代を超えて私たちに笑顔をくれた志村けんさんへの感謝の気持ちを込めて、皆さんの思いに何らかの形でお応えできれば」とコメントしている。
秘書広報課によると「昔からよく見ていた番組などで元気をもらった」「これまで本当にありがとう」といった志村さんへの感謝の気持ちや、「子どもの頃から見ていた」「楽しませてくれた」などの思い出を込めたメッセージが多いという。寄せられたメッセージ数は、14日15時の時点で1万938件。
「お気持ち」は志村さんの四十九日にあたる5月16日まで受け付ける。