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ウェブマガジン「ツナガル小平」 地元ならではの視点で小平の今伝える

PRチラシを手にする川里さん、藤田さん、北山さん、山本さん(右から)

PRチラシを手にする川里さん、藤田さん、北山さん、山本さん(右から)

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 小平の個人商店や企業の今を紹介するウェブマガジン「ツナガル小平~コロナに負けない応援マガジン~」が7月13日、公開された。

インタビュー形式でさまざまな事業者を紹介する「ツナガル小平」

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 雑貨店や農園などをはじめとする小平市内のさまざまな事業者をインタビュー形式で紹介し、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を伝えるとともに「地元」での消費を促すのが狙い。運営メンバーは小平商工会青年部員のほか、コロナの影響でオンライン授業ばかりになってしまった小平在住の大学生らも「外に出るきっかけに」と飲食店リポートで参加する。文章のプロがそろっているわけではない中、手分けして取材に当たる手作りのウェブマガジンは「それぞれの能力を出し合い、一つにしてつながっていこう」がコンセプトだという。

 マガジンを作った同商工会では3月に街バルイベント「こだバル」を開催する予定だったが、新型コロナウイルスの影響でかなわなかった。商工会青年部部長の藤田透さんは「まちを盛り上げるために本当ならイベントができると良いが、まだまだ難しい状況が続く。市内の飲食店を応援するキャンペーンなどはすでにあるので、その広報を支援できればと思った。給付金の使い道として小平市内の店舗や事業者を選んでもらうことで、活性化につなげたい」と説明する。

 メンバーの北山剛さんは「青年部のメンバーの中でも、取材する側とされる側両方の役割がある。身内ばかりではなく地元企業なども取材対象にしていきながら、新たなつながりと発見が生まれれば」と期待する。同じくメンバーの川里富美さんは「全く知らない間柄ではないので、取材していても話がしやすい。お互いに深掘りできるインタビューは青年部だからこそ」と手応えを感じつつ、「コロナで暗い話題が多い中、明るい記事を届けたい。地域のお店は意外と住民に知られていないが、地元でもさまざまな活動をしていたり、良いものを作っていたりすることをもっと多くの人に知ってもらえたら」と話す。

 同メンバーで自身もコンピューター教室を経営する山本高大さんは「(コロナの影響で)どうしても飲食店が注目される傾向にあるが、商業物販は宣伝する場がなかなかないという声も聞く。今後はそうしたところにもスポットを当てていきたい」と意気込む。

 更新は週2回を予定。フェイスブックやツイッターでも告知する。

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