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東村山にグルテンフリーカフェ「コモンズキッチン」 素材にこだわり生産者の思いつなぐ

店主の河合樹香さん(右)と河合さんの母(左)

店主の河合樹香さん(右)と河合さんの母(左)

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 米粉・そば粉のおやつカフェ「Commons kitchen(コモンズキッチン)」(東村山市久米川町4)が東村山駅東口から徒歩6分の場所にオープンして1カ月がたった。

野菜の個性を生かしたケークサレ

 店主は、環境ドキュメンタリー映画監督の経歴を持つ河合樹香(かわあいじゅか)さん。2013(平成25)年にクローン病(炎症性腸疾患)を患ったことがきっかけで消化に負担のかからない「グルテンフリ―食」を作るようになり、自身の体の変化を実感したという。

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 「大好きだったパンやケーキ、ピザ、パスタなどは、小麦粉を避けようとすると食べられなくなってしまうので、自分で作るしかないと思った。同じように卵・牛乳アレルギーで困っている人がたくさんいることを知り、それらを使わなくてもおいしい商品を作ることをモットーにしている」と河合さん。

 3年前から所沢エリアのマルシェやイベントに出店する中、小麦粉を重く感じている人や、食物アレルギーの子どもを持つ母親たちと出会ったことで「より多くの人に自分のお菓子を食べてほしい」と、店を持つ決意をした。学生時代に過ごした東村山で「昔多くあった個人商店のような店を作りたい」と、1年かけて見つけた築30年以上の居酒屋物件をDIYで改装。2階には小上がりのあるカフェスペースも設けた。

 提供する商品は全て小麦粉を使わず、ほとんどが卵・乳製品・白砂糖も不使用。無農薬野菜をふんだんに使うケークサレ、米粉・そば粉のマフィン、スコーンのほか、ドリンクなどもそろえる。

 河合さんは「素材選びの基準は、丁寧に作られているかどうか。映画製作時代に各地を取材する中、健康的な環境で大切に作られた食材にはパワーがあり、味も良いことを実感した。納得のいく素材を厳選し、丁寧に商品にするよう心掛けている。いろいろな思いや努力の詰まった素材で作った商品を、バトンをつなぐようにお客さまへ渡したい」と話す。「大量生産、大量消費、大量廃棄とは一線を画した店にしたかった」とも。

 店頭には母と妹もスタッフとして立ち、父が自家菜園で育てた野菜も取り入れる。家族の意見や持ち味を反映し、協力しながら店を支えている。

 河合さんは「今はテークアウトのみだが、将来的にはランチ営業やコーヒーと焼き菓子のイートインもできるようにしたい。シェアキッチンや料理教室、手仕事の作家さんによるワークショップなどで地域の人が集まれるような場所になれば」と展望する。

 営業時間は、金曜~日曜=11時~18時(売り切れ次第終了)。予約・取り置きは店頭または電話(050-3627-5353)で営業日前日より受け付ける。

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