小平市内で8月5日に開催される「第12回小平グリーンロード灯りまつり」の各会場で、事前に開かれた工作教室や小中学校で制作された「地口行灯(じぐちあんどん)」が飾られる。
地口とは言葉遊びのことで、同市内では歴史上の人物やことわざなどをもじった言葉遊びにと滑稽な画が描かれた「地口行灯」を、神社の祭事に飾る風習があったという。その風習を引き継いだのが同イベントだ。
会場は小平市内を一周する全長21キロの「小平グリーンロード」で、小平駅~花小金井駅間の「狭山・境緑道」や鷹の台駅周辺など13カ所に設置される。併せて小平の古民家園「小平ふるさと村」では、小平市無形民俗文化財の「鈴木ばやし」の定期演奏会や、武蔵野手打ちうどん保存普及会による「小平糧うどん」の販売などが行われる。
同イベント担当者は「毎年参加人数も増え、昨年はオリジナリティーあふれる3700個の灯籠が集まった。これからも個人はもちろん、小学校や商店会、青少年対策地区委員会などと協力してイベントを盛り上げていきたい」と話す。
グリーンロードでの点灯は18時30分~21時。雨天中止。