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小平のレストラン「ビストリア」がグローサラント業態に転換 イタリア食材に地場野菜も

冷蔵ケースを含む物販スペースを設けた店内

冷蔵ケースを含む物販スペースを設けた店内

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 小平駅南口のレストラン「bistoria(ビストリア)小平店」(小平市美園町1、TEL 042-313-6111)が10月6日、業態を転換してリニューアルオープンした。経営はカワカミ(東村山市本町1)。

店長の中込さん、ホール責任者の野村さんら

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 店舗コンセプトにした「グローサラント」と呼ばれる業態は、食料雑貨や日用品を意味する「grocery(グロッサリー)」と「restaurant(レストラン)」を組み合わせた造語。店内ではイタリアから直輸入したパスタやワイン、調味料、瓶詰めなどを販売し、実際にシェフが調理した食材はレストランメニューや日替わりのデリで提供する。

 店舗面積は64.3平方メートル。席数はテラス8席を含む18席で、オープンエアの開放感がありつつゆったり過ごせる空間を目指した。カップルや子育てが一段落した夫婦などをターゲットに、「ワイン片手に料理を気軽に楽しんでもらいたい」とシェフ兼店長の中込武さん。

 19歳から料理人の世界に入った中込さんは、小平市在住。リニューアルを機に、地元で仕入れる野菜も積極的にメニューへ取り入れた。「近隣の農家を応援し、いずれは生産者の方と直接つながっていきたい」と意気込む。販売している食材については、「自宅で料理をされる方も増えているので、店で味を確かめて家でも楽しんでほしい。スタッフから食べ方や楽しみ方の提案もできれば」と話す。

 パスタかピザが選べるランチコース(2,000円)は、その日のデリやサラダを盛り合わせた前菜プレートとサービスドリンクが付く。基本のパスタ、ピザ共にトマトソースの有無と9種類のトッピングから2つを選ぶことができ、頼む人の好みに応じたさまざまなアレンジが可能になる。アラカルトメニューはリゾット(1,280円~)のほか、ピザ生地に海藻を入れて揚げた「ゼッポリーニ」(580円)、「トリッパトマト煮」(880円)、「アヒージョ」(680円)などもそろえる。

 ドリンクメニューは、スパークリングワイン(グラス=350円)や生ビール(650円)、サングリア(580円)などに加え、営業時間内飲み放題の「ワイン・カーニバル」(2,200円、グラスチェンジ無し)やソフトドリンクも用意する(価格は全て税別)。

 ホール責任者の野村隆史さんは「プレオープン時から喜ばれているサービスは、サラダにお客さまが選んだオリーブオイルとビネガーをかけて召し上がっていただくもの。ランチのパスタはロングやショートなどの4~5種類をミックスした『ミスト』で提供することで、食感の違いを味わっていただける。ディナーのパスタも好きな種類で作ることが可能」と説明する。グローサラントの強みを生かし、「レストランで実際に食べて、おいしかったから買っていこうと思っていただけたら」とも。

 営業時間はランチ=11時~14時、ディナー=17時~21時(以上ラストオーダー)。月曜定休。

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