東京都が開設したサテライトオフィス「TOKYOテレワーク・モデルオフィス」(東久留米オフィス=東久留米市東本町1)が10月20日、オープンして3カ月を迎える。
同施設は、自宅以外の場所でもテレワークができる環境の整備を進めるために、東京都が多摩地域の3カ所(東久留米・府中・国立)に期間限定で開設した。都内に在住または在勤で、企業などで働く人のほか、フリーランスで働く都内在住者も無料で使うことができる。利用する際には、ホームページ上での事前登録と予約が必要。
東久留米オフィスの席数は最大で57席あり、駅から徒歩1分の立地。簡易的な仕切りのあるフリーアドレス席や個人作業に集中できるパーソナルワークスペースのほか、会議室や防音性の高いウェブ会議用ブースも備える。施設内のアルコール消毒備品の設置や換気に配慮したフロアレイアウト、パーティションで仕切ったワークスペースなど、新型コロナウイルス対策も取る。
施設の運営を行う東京テレワーク推進センター・事業責任者の湯田健一郎さんは「自宅以外の場所でテレワークを行えるだけでなく、ワークスペース改善のヒントなどのテレワーク時に役立つ情報も発信している。利用者からは『清潔感があり、落ち着いた空間で集中できる』『設備が充実しているのでまた使いたい』という声が寄せられている。駅近で利用も無料なので、さまざまな方に気軽に活用いただければ」と話す。
営業時間は9時~19時。土曜・日曜・祝日定休。オフィスの設置は2021年3月末まで。来店時はマスク着用、初回のみ身分証明書の提示が必要。