旧・日立自動車教習所跡地の新複合施設「アクロスプラザ小平」(小平市上水本町4)がオープンし、一部の店が営業を始めて1カ月がたった。運営は大和ハウスグループの大和情報サービス(千代田区)。
敷地面積は約7150平方メートル、地上2階建て、延べ床面積は約9300平方メートル。242台収容の駐車場と199台の駐輪場を設け、近隣客の利用を見込む。2月11日には小平初出店となる大型スーパーマーケットやドラッグストア「サンドラッグ」が先駆けてオープンし、2月16日からは100円均一ショップ「セリア」、イタリアンレストラン「サイゼリヤ」のほか、ゴルフスクールや学習塾、美容室などが順次営業を開始している。
メインターゲットには30~40代のファミリー層をはじめ、学園都市でもある小平の立地から大学生などの利用も意識する。大和情報サービス販促統括部の鹿野誠一さんは「住宅が立ち並ぶ立地の中で、デイリーユースできる店舗を誘致した。駅周辺の商業施設のようにアパレル系でトレンドを追うのではなく、日々の生活を支える拠点として長く使っていただける施設を目指している」と話す。
1階にスーパーマーケットとドラッグストアがあるため、買い物客がカートのまま立体駐車場へ上がれるようにバリアフリーのエレベーターを設置した。車での来店が好調な一方で「当初の見通しよりも自転車での来店が多い」ため、現在は地上駐車場の一部を駐輪スペースに変えて運用している。
鹿野さんは「アフターコロナと言われる中でお客さまの声も反映しながら、暮らしに役立つ機能を提供することで、地域振興の一助になっていければ」と期待する。
営業時間、定休日は店舗により異なる。