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小平に学習塾「スタディシェア」 IT教材使い「学びの共有」テーマに

塾長の深水さん

塾長の深水さん

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 小平中央公民館近くに5月8日、学習塾「StudyShare(スタディシェア)」(小平市学園西町3、TEL 080-4208-5020)がオープンした。塾長の深水達也さんは経歴を生かし、「塾らしくない」塾を目指す。キーワードは「学びの共有」だという。

濃紺と木目を基調とした塾内

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 外観からして塾らしくない同塾。看板以外は文字情報がなく、文字で埋め尽くされて中がよく見えない、一般的な塾の外観イメージとは異なる。道路側の壁面は全てガラス張りで、往来からは中の様子が見えるようにした。約80平方メートルの塾内には16席のデスクが整然と並ぶが、ホワイトボードの前で講師が授業する風景は見られない。受講生が集まって話をしたり、iPadを操作したりと自由な雰囲気が漂う。

 こうした造りは、深水さんの「中を見えるようにして、学習する楽しさを伝えたい」を具現化したもの。「楽しいことは参加してみたくなる。学びを共有し横のつながりを広げたい」との狙いがある。

 同塾ではiPadを活用したIT教材で学習する。IT教材の操作方法も含めて「学び」だという。「操作のガイダンスはやるが、自分で学ぶというプロセスが重要」とも。

 こうした「主体的に学ぶ」環境を整えたうえで、グーグルクラスルームを導入し、課題の管理や添削の効率化を図る。「結局は信頼できる講師の指導が大事」だという。「生徒の主体性を尊重しつつ、個々の課題に共に向き合いたい」との考えから。

 深水さんは、自身が経営する会社でシステム開発を行う現役のエンジニアでもある。塾の講師をする長男から大手塾の現状を聞き「課題が見えた気がした」と、開塾に至ったという。

 長男は中学生時代「学校の授業が嫌いで、成績は少し良いくらいだった」という。「心の底から行きたいと思える高校と、信頼できる恩師との出会い」が転機となり、都立高校に合格した。長男の過去の経験をヒントに深水さんは、「主体的な学びを促す環境と、きめ細かい個別指導が足りないのではないか」と課題解決の糸口をつかんだ。「塾らしくない」塾は、こうして生まれたと話す。

 「学びは他者と共有することで、やる気につながる」という深水さん。長男は「勉強するとテストで良い点が取れて、友達から褒められることをモチベーションにしていた」と笑う。

 今後について、深水さんは「学習塾だけではなく、さまざまな学びの共有スペースにしたい」と話す。塾名を「~塾」としなかったのは、こうした狙いからだという。

開塾時間は、平日=16時~21時50分、土曜13時~18時50分。シェアスペースとしての利用時間は10時~15時。日曜定休。

※2021/6/24 一部内容に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

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