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小平市とコミュニティーFM局、災害協定締結 災害時の情報発信はラジオから

(左から)小林洋子小平市長、高橋靖クルメディア社長

(左から)小林洋子小平市長、高橋靖クルメディア社長

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 小平市とコミュニティーFM局「TOKYO854くるめラ」(FM85.4MHz)を運営するクルメディア(東久留米市東本町8)は8月19日、災害時の情報をより早く、広域に市民へ発信するため「災害時における放送に関する協定」を結び、締結式を市役所で行った。

締結式の様子

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 市はこれまで、災害時の情報発信を、市内に設置された90局のスピーカーによる放送、いわゆる防災無線に頼ってきた。しかし、スピーカーが設置されていない地域や窓を閉めている家が多いなど、周囲の環境や天候状況に左右され、音声が聞こえない場合があった。

 同局は、7月17日に行った放送エリアの拡大に伴い、市のほぼ全域で聴取が可能となった。これを受けて、独自のラジオ放送局を持たない市では、災害時のインフラとしてラジオの発信力に注目し、今回の協定締結に至ったという。

 小林洋子小平市長は「災害時に、正確で迅速な情報を市民に伝えるのは非常にハードルが高い」としつつ、「ラジオの力強い情報発信は頼もしく、今回の協定締結をうれしく思う」と、ラジオ局に勤務していた自身の経験を交えて話した。

 今後は、市の広報を通じて同局をアピールするほか、市長のツイッターでも随時告知していく。同局では市の職員が出演する番組や、小林市長がリポーターとなって市を紹介する番組などを放送しており、市との連携強化を図る考えだ。

 小林市長は「普段から身近なツールとしてラジオを使っておけば、いざという時に周波数を合わせやすい。自分も出演しているのでぜひ聴いてほしい」と市民に呼び掛ける。

 「2018(平成30)年6月の開局以来、何度か台風があり、その際は徹夜で放送して情報を発信した」と振り返るクルメディアの高橋靖社長。「災害時に大手が伝えきれない細かい情報も、コミュニティーFMなら伝えられる」と自信を見せる。

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