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東久留米に「雑貨屋リボン」 育児経験踏まえ住宅地に癒やしの空間

(左から)戸野千春さん、店主の齋藤真理さん。店のコンセプトは「ほどけた心のリボンを結び直す癒やしの空間」

(左から)戸野千春さん、店主の齋藤真理さん。店のコンセプトは「ほどけた心のリボンを結び直す癒やしの空間」

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 東久留米に、リネン製の服や雑貨の販売、カフェ営業などを行う「雑貨屋リボン」(東久留米市野火止2)がオープンして半年がたった。集客には不向きに思える住宅地に立地する同店だが、共同で経営するスタッフ2人の「楽しさ」をSNSで共有することでファンを増やしているという。

「珈琲の店もっく」(東久留米本町2)にオーダーした「リボンオリジナルブレンド」は、同店のみで販売。酸味を抑えたブレンドだという

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 場所は、住宅地そのもの。周辺には他に店がなく、新小金井街道からも50メートル以上入った場所にある。店舗前の道路幅は車1台分しかなく、対向車とのすれ違いもできない。

 立地について、店主の齋藤真理さんと共同経営する戸野千春さんは、自身の育児経験から、「住宅地にこそ気軽に息抜きできる店が必要」と話す。「少し子どもから離れたいと思っても、周辺には気軽に一息つける店がなく、結局、近所をブラついて缶コーヒーを買って帰っていた」という。

 通販会社に勤務していた2人は、齋藤さんがロッカーに付けていた「サメのキーホルダー」を戸野さんが見つけたことで、互いの共通点の多さに気が付き親しくなった。齋藤さんの祖父の代に開業した接骨院が、たまたま空き店舗になっており、「育児をしていた自分たちの欲しかった店が、ここになら作れるのでは」と考えるようになった。ならばと、戸野さんを誘い二人三脚での開店準備が始まった。

 「優柔不断な性格」という齋藤さんと「突っ走る性格」という戸野さんは、パズルのピースがピタリと合うように「互いの足りない部分を補っている」という。齋藤さんは「背中をどんどん押してくれなかったら、きっと前に進むことはできなかった」と振り返る。

 「思いついたらすぐ突っ走る」戸野さんを、店主の齋藤さんが「ちょっと待ってと止める」というユニークな関係性は、店全体の「楽しい」雰囲気作りにも一役買っている。インスタグラムの投稿で次第にファンを獲得し、フォロワー数は450人を超え、インスタグラム経由の来店客も多いという。

 「頑張り過ぎて疲れた時、本1冊を持ってフラっとコーヒーを飲みに来てもらえたらうれしい。その中で、自分のお気に入りを見つけた時のときめき感を、店の商品で感じてもらえれば」と齋藤さん。「ちょっと聞いてよ」という話なら「いくらでも聞ける」と、2人は口をそろえる。

 営業時間11時~18時(当面は11時~17時)。日曜・水曜定休。

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