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小平「水と緑の道アートウォーク」 普段できないことをアートで体験

築40年の日本家屋を改装したカフェ&ギャラリーの「カミカワハウス」

築40年の日本家屋を改装したカフェ&ギャラリーの「カミカワハウス」

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 小学生向けイベント「ガカの目 タカの目 クロコの目」が11月23日、小平市内の玉川上水沿いで開催される。「アートと人」「自然と人」「人と人」の良い関係づくりを目指して今年6月に発足した「水と緑の道アートウォークプロジェクト」が主催し、今回が初の開催となる。

「ガカの目」を担当する菅原瑞希さん

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 玉川上水の緑道を散策しながら、同エリアで文化活動を行う3人の「達人」と交流し、ガカの目=自由に発想する視点、タカの目=まちを俯瞰(ふかん)する視点、クロコの目=物事を見立てる視点を獲得していく。

 最初の拠点となるギャラリー&アートカフェ「カミカワハウス」(小平市たかの台)では、アーティストの菅原瑞希さんと店内や壁面の黒板に落書きしたり、地図研究家として活躍する今尾恵介さんとさまざまな年代の地図を見比べながら玉川上水を散策したりする。同プロジェクト主宰の南裕子さんは「壁への落書きなど、普段できないことをさせてあげたい」と話す。

 最後に訪問する一糸座では「橋弁慶」の小公演や糸操り人形体験なども行う。一糸座は寛永年間から続く結城座十代目結城孫三郎の三男・結城一糸によって旗揚された劇団で、小平市を拠点としている。

 同プロジェクト代表の崎谷未央さんは「1カ所に人を集める大型イベントではなく、玉川上水沿いのアート拠点を結ぶ活動がしたかった。地域に住む人に、普段は入りにくいアトリエやギャラリーをもっと身近に感じてもらい、その良さを実感してほしい」と話す。

 参加者は11月19日まで、SNSなどで募集する。

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