今年で4年連続となる全日本吹奏楽コンクール出場を決めた小平市立小平第三中学校吹奏楽部が10月9日、ルネこだいら（小平市美園町1）で「全国大会出場記念演奏会」を開く。

小平三中記念演奏会のフライヤー

　同校は東京都代表として全日本コンクールにこれまで12回出場。徹底した基礎練習を積み重ね、美しいサウンドを生み出している。昨年は「2016TAMAアンサンブルフェスタ」「東京都中学校アンサンブルコンテスト」「全日本アンサンブルコンテスト」などのアンサンブルコンテストで、それぞれ金賞を受賞し、ソロコンテストでは「JBA管打楽器コンクール」のクラリネット部門、サックス部門で審査員賞を受賞している。

　一方で地域に根ざすバンドとしての顔も持ち、毎年3月に行われる定期演奏会は1230人定員の会場が毎回満席となるほか、近隣の小学校などでの演奏会にも積極的に参加。10月7日には、東京ディズニーリゾートで開催される「ドリーマーズ・オン・ステージ」への出演も決定している。

　同校に赴任して4年目となる顧問の教諭･澤矢康宏さんは「約50人の部員たちが5月から本格的な練習に毎日励んできた。時には中だるみもある中、ミーティングを重ねてモチベーションを維持する苦労もあったが、パートリーダーが中心となって自主的に練習を進めてきた成果を地域の皆さんにお見せしたい」と話す。

　全国大会に先駆けて開く同演奏会では、今年の課題曲である「インテルメッツォ」自由曲の「プラトンの洞窟からの脱出」ほか、30分ほどの演奏を無料で披露する。

　会場としてホールを提供した小平市文化振興財団の神山伸一さんは「全国レベルの演奏を聴ける貴重な機会。定期演奏会でも演奏するとは思うが、大会前のこの時期きっと気持ちの入り方は違うはず」と来場を呼び掛ける。

　開催時間は15時～15時30分（14時45分開場）。入場無料。