
東久留米の韓国料理店「美豚(びとん)」が、韓国食材専門の物販店「美豚ストア2号店」(西東京市谷戸町、TEL042-439-9935)をオープンして3カ月がたった。
同店は、2021年6月にオープンした1号店(東久留米市神宝町2)に続くもので、東久留米の倍近い人口の西東京に出店することで、より多くの利用客を見込むほか、店の認知向上にも期待する。
スタッフの鮮于恩(せぬおん)さんは「100メートル先にショッピングセンターの『フレスポひばりが丘』があることや、西武バスの谷戸停留所前に店があるため人通りがとても多い」と話す。「西東京は人口に対して韓国料理店が少ない印象。新大久保に行かなくても、いつもの買い物ルートで気軽に韓国食品が手に入るメリットは大きい」とアピールする。
店舗面積は1号店同様の約15坪ほどで、正方形に近い形状のため、より回遊しやすいレイアウトを採用して間口を広げる工夫を施す。加えて、1号店にはない化粧品を取りそろえ差別化を図る。「マスクシートが特に人気」と鮮于さん。
加工食品のメインとなるキムチ類は、以前までは外部からの仕入れ品が一部含まれていたが、現在は全て本店で加工した自家製品に切り替えた。「特に『カクテキ』の人気が高く、『ネギキムチ』はテレビで自社製商品が紹介されたこともあり、問い合わせが増えている」と話す。
1号店の出店時には販売免許の関係で品ぞろえできなかった酒類についても、免許を取得して取りそろえており、商品構成の拡充を図る。「マッコリやチャミスルなどの定番が人気」だという。
鮮于恩さんは「韓流はブームが一巡して定着しつつある。商品サイクルも非常に早くなっているため、常にアンテナを高くして感度の高い品ぞろえに務めていきたい」と今後を見据える。