卓球日本代表の森薗政崇(もりぞのまさたか)選手が全日本選手権で実際に着用したユニホームを贈る寄贈式が5月30日、PR親善大使を務める西東京市の市庁舎で行われた。
「卓球に打ち込む子どもたちの力になりたい」と、森薗選手から同市に提案して実現したもので、全10着にサインして寄贈する。式ではこのうちの一着を池澤隆史西東京市長に直接手渡した。森薗選手は「負けた試合のものだと縁起が悪いので、勝った試合のものを持ってきた」と話した。
小学6年まで同市で育ち、父親から卓球を教わりながら「シチズン時計」の所属選手やスポーツセンターで卓球をしたという森薗選手。「西東京で経験したことが、全て今の自分につながっている」と振り返る。「子どもたちが少しでもスポーツに興味を持ってもらえたら」とも。
池澤市長は「西東京には中学校が9校ある。各校に1枚ずつ展示して、残りは市庁舎やスポーツ施設で展示する」と話す。
谷戸小学校出身の森薗選手に「私も4年生まで谷戸小学校にいた。とても身近に感じる」と話す池田市長。「先輩ですね」と、互いに笑顔を見せた。