清瀬市は10月1日から、スマートフォン用の「母子健康手帳アプリ」を導入し運用を始める。
このアプリは、市が取り組む「子育て世代包括支援センター」のサービスを拡充するもので、予防接種のスケジュール管理や定期健診の結果を記録・閲覧する機能のほか、市からの子育て情報も配信する。
8月1日時点の同市の0~4歳人口は合計3011人。市の担当者は「妊娠期から子育て期において、切れ目のない支援を行っていきたい」と導入の経緯を話す。同様の取り組みは東京都下26市中13市で既に行われており、同市も追随する。
澁谷桂司(しぶやけいし)清瀬市長は8月26日の定例記者会見で、アプリについて、「コロナ禍で、子連れで窓口に足を運ぶのが難しい状況。アプリを導入することでこうした問題を解決したい」と話した。「市内の子育て支援団体とさまざまな意見交換を行っている。こうした意見を可能な限り反映していきたい」とも。
今後は、「アプリ上での相談受け付けや、各種予約の申し込みを行う機能などについて検討し、追加する予定」と担当者は話す。