日本ハムや西武で投手として活躍しノーヒットノーランも記録した西崎幸広さんと、ヤクルト一筋で 2000 本安打も記録した宮本慎也さんが講師を務める「TNBBベースボール教室」が 5 月 14 日、柳泉園グラウンドパーク学童野球場(東久留米市下里4丁目)で行われた。主催は東京都軟式野球連盟。
同教室は、子どもたちに夢を持ってもらうとともに、野球競技の底辺拡大や、協調性や規律を学んでもらうことを目的に昨年から行っているもので、本年度は 10 カ所での開催を予定。今回は本年度の 1 回目の開催で、東久留米での開催は初めてとなる。
同市軟式野球連盟の少年野球チームに所属する小学 1 年生~ 3 年生の約 50 人が参加。指導内容は、走塁、キャッチボールにら始まり、バットの持ち方からティーバッティングまで指導する本格的なもの。前日の雨でグラウンド状態はあまり良くなかったが、子どもたちは憧れの元プロ野球選手からの指導とあって、熱心に、元気いっぱいに取り組んでいた。
最後に行われた質問コーナーでは、子どもたちから「どうしたら肩が強くなるのか?」「速い球を投げられる練習方法は?」「足が速くなるにはどうしたらいいのか?」などの質問のほか、「どうして侍ジャパンはあるの?」という子どもらしい質問もあり、会場は笑いに包まれた。
宮本さんは「東久留米の子どもたちは積極的で、質問もたくさん出て良かった。この中から少しでも野球が好きになって上を目指してもらえれば」と話し、西崎さんは「子どもたちは元気があって良かった。野球を通してあいさつなどの礼儀も学んでほしい」と期待を込めた。
参加した少年野球チームの一つ、小山ドラゴンズの小出監督は「プロの指導なので、とても分かりやすい。指導者としても参考になり、子どもたちにとってもいい経験になったのでは」と振り返った。