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東村山で「ラップ音頭」制作ワークショップ 魅力や地元愛をビートに乗せて

ワークショップではラップの基礎を学んだ後に地元愛を再認識する時間を設けるという

ワークショップではラップの基礎を学んだ後に地元愛を再認識する時間を設けるという

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 東村山市役所北庁舎で6月22日、ワークショップ「東村山の魅力をラップにのせて」が開催される。

講師を務めるフリースタイルラッパーの晋平太さん

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 東村山市の魅力や地元愛を自分の言葉で表現する楽しさを味わってもらおうと企画した同講座。11月に開催される「第57回東村山市民産業まつり」会場での発表を視野に連続講座を開く。

 同講座は、「東村山ラップ音頭制作実行委員会」が主催する市民発プロジェクト。思いを言葉とビート(音楽)にのせて表現するラップ音楽を座学で親しみ、参加者らが地域の特徴や愛着を言葉にして歌詞にまとめ上げる。

 地元愛をラップで表現する「レペゼンLOCAL」を立ち上げたラッパーの晋平太さんと、近隣6市(東村山・東久留米・清瀬・小平・西東京・東大和)を地元愛でつなげようと取り組む「結企画工房」の竹内隼人さんが、2017年に清瀬市(コミュニティプラザひまわり)、東村山市(八坂神社)でそれぞれ合同ワークショップを開催したのが始まり。

 2018年2月、市役所で開催された第1回ワークショップには、市職員を含む30人のほか、サプライズで渡部市長も参加。参加者からは、東村山の良いところも悪いところも書き出し歌詞にすることで「言いにくいことも、言いやすくなった」と好評を得た。

 今回で2回目となる市役所でのワークショップは、小学生以上を対象に、より若い世代や音楽に興味のある人への参加も呼び掛ける。音楽を切り口に、地元の魅力をより多くの人に再認識してもらい、すそ野を広げたいという。講座は二部制で、第一部「普平太と考えるラップ座学」、第二部「みんなで作ろう東村山ラップ」を予定する。

 講師を務める晋平太さんは、東村山市在住。フリースタイルラップを競う大会での優勝経験やメディア出演、ラップ講座主宰など、ラップの伝道師として精力的に活動している。「もともと地元や仲間を誇ることが根元にあるのがヒップホップ。自分の思いを掘り下げて言葉にすることで地元愛を再認識できる。それを楽しんで発信していく方法の一つとしてラップを伝えたい」と話す。2017年からプロジェクト「レペゼンLOCAL」を全国展開し、福生市などほかの自治体で地域の魅力をラップで表現する講座を開催、PR映像にも出演した実績を持つ。

 東村山でラップ講座に取り組むに当たり、晋平太さんは「地元でラップ講座を開けることを誇らしく思うし、自分が住んでいる町でこういう機会をいただけるのは、ラッパー冥利(みょうり)に尽きる。東村山の人たちが、東村山の新しい音頭を楽しんで誇れる文化にできたら」と話す。

 竹内さんは「東村山市近隣6市の地元愛を再認識しつながってもらいたいとの思いで、町おこしイベント会社を設立し協働している。東村山で育った人たちが戻り、活気ある町になれば」と期待を寄せる。

 開講時間は19時~。受講無料。申し込みはフォームから。

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