小平の嘉悦大学で連続公開講座 人生100年時代の生き方に焦点

会場となる嘉悦大学

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 小平市の嘉悦大学(花小金井南町2)で2月18日から、生き方の変革に焦点を当てた全3回の公開講座「人生100年時代のライフシフト」が始まる。嘉悦大学経営経済研究所とNPO法人マイスタイル(学園東町1)による共催。

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 第1回は、「ほしい未来は自分で作る -住民×多様な主体による課題解決プロジェクト-」をテーマに開催。課題解決に向けて日々実践をしている2人の講師を招き、2部構成のゲストトークを予定する。

 1部の講師は、日本ではまだ珍しい非営利型のまちづくり会社「地域共同推進機構」を設立した藤倉潤一郎さん。公共施設再活用の成功モデルである「ちよだプラットフォームスクエア」を立ち上げた経歴を持つ。2016年には所沢市にコワーキングスペース「所沢ノード」を開設し、地域の未来を共創する先駆的なプロジェクトに取り組んでいる。トークでは、さまざまな地域課題の解決に挑む現状を伝える。

 2部の講師は、NPO法人「ユーアイネット柏原」の代表理事を務める小沢浩さん。自身が自治会活動に携わる中で、解決できない課題を何とかしたいという思いから立ち上げた。平均年齢70歳の同法人は、高齢化したニュータウンで住民自らが「生活支援」と「集いの場づくり」に取り組んでいる。定年後のシニアが活躍するロールモデルとして具体的な事例を紹介しながら、未来に向けたまちの在り方を問い掛ける。

 ゲストトークの最後には質問トークライブを予定。参加者が自由に記入した質問用紙を箱に入れ、くじ引き形式で取り上げる。

 コーディネーターを務めるマイスタイルの竹内千寿恵さんは「日本は2045年に平均寿命100年時代に突入すると言われている。ニュータウンの問題は全国で起こっているが、郊外にあるという点では小平市も他人事ではない」と話す。「課題解決にチャレンジしている事例を知ってもらい、ぜひ未来のヒントを持ち帰ってほしい。第1回から第3回まで、単発でも通しでも参加できるので、ピンときたものだけでも聞いてもらえれば」と呼び掛ける。

 同講座の第2回目は、「映画が切り拓くライフシフトの地平」として映画を切り口にした取り組み事例を紹介する。第3回目は「100歳になっても自分らしく働き、いきいきと暮らし続けられる社会に」をテーマに、地域とのつながりを持ちながら生きるヒントについて探る。

 各回の開催時間は13時~16時30分。定員は30人。参加無料。第1回の申し込みは2月15日まで。

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