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田無で「ハンサム・ママ」フェスタ 働く子育てを支援

ベビーカーを押す主婦から年配の男女まで、商品を手に取り会話も弾むイベント会場

ベビーカーを押す主婦から年配の男女まで、商品を手に取り会話も弾むイベント会場

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 田無駅前の「ASTA(アスタ)」(西東京市田無町2)で11月2日、第2回「ハンサム・ママ」フェスタが開催された。手作りの小物やアクセサリーの展示販売、リラクセーションや健康・美に関するプチ体験、ワークショップのブースなど22店が出店した。来場者は850人を数え、7月に開いた第1回を上回った。

「見せる」ディスプレーも工夫

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 「ハンサム・ママ」プロジェクトは同市産業振興課が推進し、創業支援を目的としている。「“働く”のある子育て」をテーマとし、仲間づくりやライフ・デザイン、創業に際しての知識、実践を経験し、独り立ちするための伴走型サポートを行っている。

 同プロジェクトでは昨年度から40回以上の講座を開催。本年度は2回のフェスタと、振り返りとなる交流会を開いている。プロジェクトのコーディネーターでメイン講師の浅川絢子さん(ハーブネット代表)は「このフェスタが目標ではない。講座や仲間同士の意見交換・切磋琢磨(せっさたくま)を経て出店し、フェスタではそれを実践して創業への第一歩を踏み出してほしい。ここで経験したいい点・改善点を、今後それぞれが展開する事業に生かしてもらえれば」と話す。

 出店者22店のうち、新規出店は12店ほど。出店経験者と新規出店者が交互に配置されており、経験者がアドバイスしながら新規出店者を盛り立てる役目も。「経験者のノウハウや意識レベルが新規出店者にとっては大きな学びとなり、実践を通してのレベルアップを図る」という。

販売・出店は今回が初めてという「kuwanomi(くわのみ)」のよしざわゆかさんは、自身の子ども(1歳)を育てる中で「これが便利」と考えたアイテムを製作・販売。元々アパレルやデザインの職務経験があるが、自分の思いやアイデアを形にして販売をすることに、とても緊張していたという。受講した講座は少ないものの、この出店をデビュー戦としてネットなどの販売も強化していきたいと話す。

 現役看護師でありながら、ヨガやアロマでの親子ケアをテーマに活動している「YOGA-紗世」の森田紗世さんも初めてイベント出店。「ドキドキするけど楽しい」とアロマハンドトリートメントで接客する合間にも笑顔を見せる。「自分でサービスを考え売り込むのはとても緊張する。ハンサム・ママでは、足りない知識を得られて勉強になった。こうして来場者の方に喜んでもらえて良かった。これからも頑張りたい」と前向きな姿勢を見せる。

 同プロジェクトは12月まで講座や交流会を行い、各出店者のブラッシュアップを行う予定。

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