昨年11月に開業した東横イン西武池袋線東久留米西口（東久留米市本町1）で5月28日、バイオリンとピアノによるロビーコンサート「100万人のクラシックライブ」が開催された。

終了後に記念撮影

　主催は財団法人「100万人のクラシックライブ」。同ライブは2015年に始まり、昨年は全国で256回開き1万1720人を動員している。参加する演奏家の数も400人近くに上るという。

　当日はバイオリンの須賀麻里江さんとピアノの中澤麻里さんの2人が、アンコールも含め9曲を演奏。会場となった同ホテルのロビーは人であふれ、観客はその調べを楽しんだ。終了後は懇親会も開かれ、お茶やケーキを片手に出演者と観客が交流する一コマもあった。

　須賀さんは「クラシックを聴くチャンスはなかなかないかもしれないが気軽に楽しんでほしい」と話し、中澤さんは「気がつけば身近にクラシックが流れていることもあるので、ぜひ気付いて耳を傾けてほしい」と呼び掛ける。

　副支配人の重元秀子さんは「地域の人はホテルをあまり利用しないので、地域の人が参加できるイベントを開きたかった。東横インはコミュニティー活性化を目指し、今年は全店でこのライブを行うことを目指している。東久留米では初めての試みだったが、来年も同じ時期に開きたい」と話す。