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小平の「サルバワークス」が2周年 押し花はがきの無料体験イベントも開催

押し花作家の松井美和さん

押し花作家の松井美和さん

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 押し花アートやインテリア絵画のネット販売を手がける「salvaworks(サルバワークス)」が9月7日、モデルハウス「森の家」(小平市津田町1)で「押し花はがき」無料体験イベントを開催する。

小平の「サルバワークス」が2周年 押し花はがきの無料体験イベントも開催

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 主宰は押し花作家の松井美和さん。植物の発色を生かした押し花に絵画的なデザインをあしらう。20代に生花店で生け込みを経験した松井さん。結婚後、2012(平成24)年7月から夫の転勤でベトナムホーチミンに駐在した。現地で欧米人向けのプライベートフラワーサービス「La botanique(ラ・ボタニック)」を立ち上げ、ブーケやイベント・パーティーデコレーション、フランス領事館のテーブルデコレーションなどを約2年間にわたり手がけた。

 2017(平成29)年4月に帰国し、専業主婦として子育てに専念しながら「何かを始めたい」と思案していた。ある日、子どもたちと遊びに行った野川で、ハグロトンボの一群が飛んでいる光景に出合う。「フワフワと楽しそうに見えた。押し花で描いてみてはどうかと思いつき、胸がときめいた」と振り返る。

 フラワーアレンジメントの経験はあっても、絵は全くの素人だった松井さん。植物を素材にしてトンボを描くにはデッサン力が必要と考え、まずは絵画教室の門をたたいた。デッサンを学んだことで「押し花で、昆虫の動きや命を表現できるようになった」という。

 その後、シダ植物のグリーンを基調にアジアンタム、レザーファン、アリッサムなどの葉材を使ってハグロトンボを描いた作品「かげろう」が、2022年4月、「第18回押し花絵画創造展」で特賞に輝いた。これが転機となり初個展「繊細な押し花」を国分寺のカフェスローで開催。カゲロウ、チョウ、タツノオトシゴなど大小約40点を展示。「想像以上に皆んなが楽しんでくれた」と振り返る。

 10月からは毎月第2木曜に「押し花デザイン教室」を開いていく。松井さんは「気軽に遊びに来て、押し花の新しい楽しみ方を知ってもらえたら」と参加を呼びかける。

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